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» 2012年05月09日 15時45分 UPDATE

第3世代Core、HDD+SSD、15.6ミリ厚:こんな国産Ultrabookを待っていた?――「FMV LIFEBOOK UH」の“美ボディ”に迫る (1/3)

富士通初のUltrabook「FMV LIFEBOOK UH」がついに登場。上位モデルの「UH75/H」は、見た目も中身も凝った作りで、先行する競合製品との違いも多い。試作機を早速チェックしてみた。

[前橋豪, 撮影:矢野渉,ITmedia]

満を持して、FMVブランドがUltrabookへ

 既報の通り、富士通は5月9日に同社初のUltrabook「FMV LIFEBOOK UH」シリーズを発表した。ラインアップは14型ワイド液晶搭載の上位モデル「UH75/H」と13.3型ワイド液晶搭載の下位モデル「UH55/H」を用意しているが、これらは画面サイズ以外も大きく異なり、まったく別のUltrabookとなっている。

 今回はいち早くUH75/HとUH55/Hの試作機を入手できたので、外観を中心にその特徴をチェックしていこう。ちなみに、現時点でUH75/Hの発売日と価格は未定、UH55/Hは2012年5月17日に発売される予定だ。

富士通初のUltrabook「FMV LIFEBOOK UH」。写真は上位モデルの「UH75/H」 ※試作機は電源ボタンがシルバーだが、製品版ではブラックになる予定

富士通の技術を惜しみなく投入したUltrabook――FMV LIFEBOOK UH75/H

 FMV LIFEBOOK UHの目玉機種となるのが、島根富士通で生産される上位モデルのUH75/Hだ。Ultrabookといえば、薄型ボディが大きな特徴だが、数あるモデルの中でもスタイリッシュなスリムボディに仕上がっている。

 Ultrabookとしては大きな14型ワイド液晶ディスプレイを搭載しながら、狭額縁設計とすることで、本体サイズを13.3型ノートPC相当の327(幅)×225(奥行き)×9〜15.6(高さ)ミリに抑えているのは見逃せない。データストレージにはHDDとSSDを内蔵するが、厚さは最厚部でも15.6ミリ(HDD搭載ノートPCとして世界最薄/2012年5月9日現在、富士通調べ)と実にスリムだ。

 約1.44キロの重量はUltrabookとして目立った数字ではないが、画面サイズを考慮すると十分に軽い。試作機を実測したところ、1.405キロとほぼ公称値通りだった。薄型軽量に加えて、天板加圧試験200キロfをクリアするなど堅牢性も兼ね備えている。

 ボディは天面と底面にマグネシウム合金、パームレストにアルミニウム、液晶フレームには樹脂を採用。天面はもちろん、底面にもネジ穴や武骨な凹凸は一切ない。画面とフレームをシームレスにつないだ狭額縁(左右のフレームは実測で4ミリ程度)の液晶ディスプレイ、側面を着色したキーボード、左右ボタンを一体化したクリックパッド、ヘアライン加工を施したパームレスト、左右と斜めに走る幾何学グラフィックを刻んだキーボードベゼル上部など、360度どこから見ても凝ったデザインだ。

 カラーは「サテンレッド」と「サテンシルバー」から選べるが、特にサテンレッドはしっとりとしたブラックと鮮やかなレッドの強いコントラストが目を引く。デザインの好みは人それぞれだが、細部までこだわって作り込まれていることが一目瞭然(りょうぜん)だ。

「サテンレッド」はブラックとレッドのツートーン(写真=左/中央)。底面のネジはゴムキャップで覆われており、外からネジが1本も見えないデザインだ(写真=右)。冷却ファンの吸気口は底面、排気口は左側面に配置している

「サテンシルバー」はブラックとシルバーのツートーン(写真=左/中央)。サテンレッドと同様、底面のネジはゴムキャップで覆われている(写真=右)。ちなみに保証対象外の行為だが、ゴムキャップで覆われたネジをすべて外せば、底面カバーが分離でき、SO-DIMMスロットやHDDが現れる

細部のデザインまでこだわったスリムボディが目を引く

ACアダプタは携帯しやすいスティック型だ

 内蔵バッテリーはリチウムポリマー(45ワットアワー)で、ほかの多くのUltrabookと同様にユーザーが着脱できない仕組みだ。公称のバッテリー駆動時間は約9.1時間(JEITA測定法1.0)と長い。

 付属のACアダプタに持ち運びやすいスティック型を採用しているのも気が利いている。突起を除いたサイズが30(幅)×132(奥行き)×29(高さ)ミリ、ACケーブルを含めた総重量は224グラムだった(いずれも実測値)。

 基本スペックに関しては不明点が少なくない。CPUはIvy Bridgeこと第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載する予定とのことだが、チップセットとGPUを含め、仕様は現時点で公開されていない。未発表の超低電圧版CPUを採用すると予想される。

 データストレージは500GバイトHDD(5400rpm)に、高速処理用の32GバイトSSDを組み合わせたハイブリッド構成(ExpressCache技術)を採用。SSD搭載のUltrabookはレスポンスがよく、耐衝撃性でHDDより優位に立つが、容量が小さい。UH75/Hではハイブリッド構成のストレージとすることで、SSDほど速くはないが、休止状態から7秒以内に復帰する高速起動と大容量を両立している(SSDにデータ保存はできない)。メモリは4Gバイト(4Gバイト×1/交換不可/PC3-12800)だ。

【468*60】LIFEBOOK UH
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