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» 2012年05月10日 18時30分 UPDATE

GIS 2012:HPが上海で発表したUltrabook詳報、そして謎の“Sleekbook”とは? (1/2)

米HPが明らかにした新製品は、13.3〜15.6型のUltrabookをはじめ、Sleekbook、バッテリー駆動の小型複合機、Linux内蔵ディスプレイなど多岐にわたる。ん、Sleekbookって何だ?

[池田憲弘,ITmedia]

 既報の通り、米Hewlett-Packard(以下、HP)は中国上海にて事業戦略説明・新製品発表イベント「Global Influencer Summit 2012」を開催、3機種のUltrabookを発表した。

 製品概要に続き、詳細な仕様が公表されたので現地からお届けする。そのほかにも同イベントで発表されたノートPCや、バッテリー駆動の小型インクジェット複合機、Linux内蔵の液晶ディスプレイなど、注目の新製品を見ていこう。これらの日本での発売は未定だ(以下の発売時期は、アジア太平洋地域のもの)。

photo Ultrabookは13.3型、14型、15.6型の画面サイズを投入。画面サイズに関係なく、ノートPCの薄型化を進めている

HP ENVY Spectre XT

photo 13.3型Ultrabookの「HP ENVY Spectre XT」

 「HP ENVY Spectre XT」は、1366×768ドット表示の13.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載したUltrabook。2012年6月8日に999.99米ドルで発売される予定だ。

 CPUはIvy Bridgeこと第3世代Core(展示機は未発表のCore i7-3667Uで動作していた)、ストレージは128GバイトのSSD(256Gバイトまで増量可能)、メモリは4Gバイト(DDR3-1600)だ。キーボードはバックライトを内蔵する。

 通信機能はギガビットLAN、IEEE802.11a/g/nの無線LAN、Bluetoothを装備し、Intel WiDi(ワイヤレスディスプレイ)も利用可能だ。インタフェースはUSB 3.0、HDMI出力を備える。バッテリー動作時間は約8時間とされている。本体サイズは327(幅)×221(奥行き)×14.5(厚さ、最薄部)ミリ、重量は約1.39キロだ。

 OSは64ビット版Windows Home Premiumをプリインストールするほか、Photoshop Elements 10/Premiere Elements 10、Norton Internet Security(2年間無料)が付属する。

HP ENVY 4 Ultrabook

photo 14型ワイド液晶搭載の「HP ENVY 4 Ultrabook」。14型ノートPCは中国で人気が高いという

 「HP ENVY 4 Ultrabook」は、1366×768ドット表示の14型ワイド液晶ディスプレイを搭載するUltrabook。BTOカスタマイズに対応し、最小構成時の価格は米749.99ドルだ。5月9日に発売された(第2世代Core搭載モデルのみ)。

 CPUは第2世代Coreもしくは第3世代Coreを採用。会場のデモ機は第2世代CoreのCore i3-2350Mに限らず、未発表のCore i5-3317UやCore i3-3217Uも搭載していた。メモリは4Gバイト(DDR3-1600)、ストレージは500GバイトHDD+32GバイトSSD(ISRTのキャッシュ用)だ。

 ほかのENVY製品と同様に高音質化技術の「Beats Audio」に対応し、ステレオスピーカーとサブウーファーを組み合わせた2.1ch構成を採用する。独自の冷却技術であるCoolSenseも盛り込んでいる。

 インタフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×1、SDメモリーカードスロット、HDMI出力、HD対応Webカメラ、音声入出力などを備える。ネットワークはギガビットLANとIEEE802.11a/g/nの無線LANを利用可能だ。バッテリー駆動時間は約8時間とされている。本体サイズは339.8(幅)×235.7(奥行き)×19.8(高さ)ミリ、重量は1.75キロ。OSは64ビット版Windows 7 Home Premiumを搭載する。

photophotophoto インタフェースは左右の側面にある。左側面にはHDMI出力、USB 3.0を2基、ギガビットLAN、メモリカードスロットを配置(写真=左)。右側面には音声出入力とUSB 2.0を備える(写真=中央)。会場のデモ機は、まだ発表されていないCPUのCore i5-3317Uを搭載していた(写真=右)

HP ENVY 6 Ultrabook

 「HP ENVY 6 Ultrabook」は、1366×768ドット表示の15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載するUltrabook。HP ENVY 4 Ultrabookと同様、第2世代Core搭載モデルは5月9日に発売された。BTOカスタマイズに対応し、最小構成時の価格は799.99米ドルだ。

 画面サイズを除く基本的な仕様は、HP ENVY 4 Ultrabookに準ずる。バッテリー駆動時間は約9時間だ。本体サイズは373.8(幅)×252.7(奥行き)×19.8(高さ)ミリ、重量は約2.15キロ。

 こちらはAMDの第2世代APUと320GバイトHDDを採用したモデル「HP ENVY 6 Sleekbook」もラインアップする。インテル製CPUを用いておらず、高速起動などインテルが設けたUltrabookの要件を満たさないことから、Ultrabookではなく独自の「Sleekbook」と名付けられているのがポイントだ。Ultrabookと比較して性能を抑え、安価な薄型ノートPCとして訴求する。

 発売日は6月20日の予定で、価格はUltrabookモデルより200ドル安価な599.99米ドルから。バッテリー駆動時間はHP ENVY 6 Ultrabookと同じ約9時間とされている。

photophoto 15.6型ワイド液晶搭載の「HP ENVY 6 Ultrabook」(写真=左)。AMDモデルは、未発表のAMD A10-4655Mを搭載していた(写真=右)

 なお、HP ENVY 4 UltrabookにもSSDの代わりに500GバイトHDDを搭載したモデルも用意されており、製品名は「HP ENVY 4 Sleekbook」となる(こちらはCPUに第2世代/第3世代Coreを採用)。価格はUltrabookモデルよりも50ドル安い699.99ドルだ。

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