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» 2013年03月28日 11時30分 UPDATE

「Surface RT」の“ここ”が気になる:第5回 Office 2013 RTの使い勝手はどう?――「Surface RT」 (1/2)

「Surface RT」日本向けモデルの特徴や気になるポイントを追っていく。第5回は標準搭載のオフィススイート「Office 2013 RT」で文書やプレゼンテーションを満足に作れるのかチェックする。

[池田憲弘,ITmedia]

Surface RTで仕事用の資料は作れるか

photo 今回はマイクロソフトのBluetoothマウス「Wedge Touch Mouse」と組み合わせてOfficeでの作業を行った。Wedge Touch Mouseの重量はバッテリーを含めて66グラム(実測値)。この程度の重さならSurface RTと一緒に持ち運んでも苦にならない

 前回は「Surface RT」が標準搭載しているオフィススイート「Office 2013 RT」を利用する際の注意点を確認した。iOS/Android搭載端末と比較し、Officeを満足に使えるのはWindowsタブレットの大きなメリットだ。Surface RTは長文入力に有利なオプションのType Coverもあるので、使いやすさへの期待は高まる。

 それでは実際に、Suface RTで文書やプレゼンテーションを作成してみよう。今回は細かい作業にも対応できるように、オプションのType Coverに加えてマイクロソフトのBluetoothマウス「Wedge Touch Mouse」を導入した。

PowerPoint 2013 RT

 オフィスソフトの中で、筆者が最も期待していたのはPowerPointだ。というのも、WordやExcelと比べて、PowerPointは他のOffice互換アプリとの互換性が低く、表示崩れや機能の制限で、Android端末やiOS端末では編集はおろか閲覧すら満足に行えなかったためだ。

 PowerPoint 2013 RTでは、起動するとまずテンプレート一覧が表示される。種類はざっと20以上あり、各テンプレートのプレビューも分かりやすい。スライドのデザインを選択し、テンプレート通りに文字を埋め込んでいくだけならば(多少面倒ではあるが)タッチ操作のみでも資料は作れそうだ。

photophoto PowerPoint 2013 RTでは、起動するとまずテンプレート一覧が表示される(写真=左)。各テンプレートのプレビューも分かりやすい(写真=右)

 一方で、ワードアートや吹き出しといった要素を入れるとなると、やはりマウスがほしくなる。細かな図表の配置ともなればタッチ操作では歯が立たず、タッチパッドでも微調整は難しい。Wedge Touch Mouseは機能を絞ったシンプルな2ボタンマウスではあるが、資料を作るときはこれくらいのマウスで十分といえる。

 Office 2013 (RT版も含む)では「タッチモード」「マウスモード」という2種類の画面モードを用意しており、切り替えは画面上部のアイコンで行う。タッチモードでは各メニューボタンやリボンの各アイコンがマウスモードのときより大きくなる。これはタッチでの誤操作を防ぐための機能ではあるが、一般的なノートPCよりも画面が小さいSurface RTの場合、マウスを使う場合でもタッチモードの方が使いやすいと感じた。

photophoto タッチモード(写真=左)とマウスモード(写真=右)。タッチモードはメニューボタンやリボンの各アイコンがマウスモードのときより大きくなる

 メニューが大きくて分かりやすいため、アニメーションも簡単に付加できる。アニメーションを加えてスライドショーを行ってみたが、アニメーションの動きも滑らかだった。Type Coverで文字入力も楽に行えるので、スライドごとのメモやコメントの入力も手間がかからない。

 RT版はOffice 2013のフル版と比較すると、古いメディアファイルやFlash動画の再生ができないという制限はあるものの、大多数のプレゼンテーションはこれらの機能なしでも成立する。結局、仕事用のノートPCと同じような感覚とスピードで、簡単なプレゼン資料を作ることができた。時間をかければ複雑な資料も作成できるだろう。

photophoto 吹き出しの色を変更(写真=左)。アニメーションも簡単に付加できる(写真=右)。仕事用のノートPCと同じような感覚とスピードで、簡単なプレゼン資料を作れた
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