MacBook Airは「Haswell Refresh」で速くなったのか新旧機種をベンチで比較(2/2 ページ)

» 2014年05月13日 19時30分 公開
[後藤治,ITmedia]
前のページへ 1|2       

Windows環境下でも性能はほとんど変わらず、SSDは読み込み速度が低下

 続いてWindows 8環境下でベンチマークテストを行った。新旧モデルに64ビット版Windows 8をインストールし、アップルのWindows Supportを導入している(BootCampドライバのバージョンは5.0 Build 5241)。

 PC全般の処理をシミュレートするPCMark 7では、個別に見るとComputationを除くすべての項目で旧モデルが上回っているが、総合スコアは完全に横並びとなった。CPUとGPUの演算処理が多いComputationで新型モデルが優位なのはクロック分の差ともみてとれるが、総合スコアが示す通り、新旧モデルの性能差はほとんどないことが分かる。

PCMark 7の結果

 一方、Windows環境下でSSDの性能を見るために、CrystalDiskMarkを実施したところ、こちらでもシーケンシャルリードで600Mバイト/秒を超えていた旧モデルに対し、419Mバイト/秒と大きく速度を落とした。ただ、テストデータに0Fill(読み書きデータに0のみを利用する)を用いた計測では、データ圧縮機能が有効化され、シーケンシャルリードが563.8Mバイト/秒まで伸びている(もっとも、通常の利用時でこうした処理はほぼ発生しないので参考程度に見てほしい)。なお、書き込み速度については、OS X環境下同様、わずかだが旧モデルを上回った。

CrystalDiskMarkの結果。左が新モデル、右が旧モデル

CrystalDiskMarkの結果。新モデルは0fillで計測した値も掲載

 以上、新型MacBook Airの気になるポイントを駆け足で見てきた。次回は測定器を使った検証や実際の使用感をレビューしていく。

関連キーワード

MacBook Air | Haswell | Apple | 比較 | 値下げ | Boot Camp


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー