とりあえずコレを買っておけ――速い!安い!でかい! 17.3型高性能ノートPC「MB-W800S-SH」GeForce GTX 860Mでゲームもサクサク(2/2 ページ)

» 2014年08月01日 08時01分 公開
[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]
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最新PCゲームもサクサク動くハイパフォーマンスが魅力

 それではベンチマークテストで本機の性能を見ていこう。基本スペックをおさらいすると、CPUがCore i7-4710MQ(2.5GHz/最大3.5GHz)、メモリ容量が16Gバイト、ストレージが128GバイトSSD+500Gバイト、グラフィックスがGeForce GTX 860M(2Gバイト)という構成だ。

 まず、CrystalDiskMarkでシステムドライブ(SSD)を計測した結果は、シーケンシャルリードが253.6Mバイト/秒、シーケンシャルライトが110.9Mバイト/秒となった。昨今のSSDに比べると見劣りする結果ではあるものの、それでもHDDに比べれば体感で分かるくらいOSやアプリケーションの起動速度が違う。ちなみに評価機に搭載されていたSSDはADATA製のmSATA接続SSDだ。

画面は左からCPU-ZとGPU-Z、CrystalDiskMarkの結果

 PCのシステム性能を総合的に評価するPCMarkは、PCMark 7の総合スコアが5146、PCMark 8のCreativeで4195と良好な結果を記録した。システムドライブにSSDを採用する恩恵もあるが、CINEBENCH R11.5およびCINEBENCH R15の結果をみても、4コア8スレッドで動作するCPUの性能も高いことが分かる。

PCMark 7とPCMark 8の結果

CINEBENCH R11.5とCINEBENCH R15の結果

 一方、ゲーミングクラスのモバイルGPUを搭載しているだけあって、グラフィックス性能も非常に高い。3DMarkでは最も負荷の高いFireStrikeでも3646というスコアをマークし、ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼアベンチマークキャラクター編では、最高品質設定/1280×720ピクセルにおいても10545(非常に快適)と1万の大台にのった。最新のFPSタイトルを最高品質で、となるとやや荷は重いが、こちらもエフェクトを調整することで十分に楽しめるはずだ。もちろん、新生FF14程度の比較的負荷の軽いタイトルであれば最高のクオリティで楽しめる。もともとゲーミング用途を想定したマシンではないが、ゲーム「も」快適に動作するのは大きな魅力と言える。

3DMarkとファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼアベンチマークキャラクター編の結果

 以上、ベンチマークテストの結果を見ても、デスクトップPCの代替となる大画面ノートPCとして、生産性アプリケーションを使った作業はもちろん、動画/画像編集ソフトによるクリエイティブワーク、さらには最新のPCゲームタイトルまで十分に楽しめる高い性能を備えている。

 PCを購入するとき(あるいは購入相談を持ちかけらたとき)は、その用途と予算から選択肢を絞っていくものだが、そもそも何に使うのか不明だったり、購入してから新しくやりたいことが見つかって性能が足りなかった、ということもありうる。そんなとき、m-Book W MB-W800S-SHは、コンシューマー用途なら「とりあえずこれを買っておけば大丈夫」と言い切ってしまえるマシンだ。オールマイティに活用できる性能をリーズナブルな価格でまとめた本機は、有力な選択肢の1つになるだろう。

マウスコンピューター/G-Tune

マウスコンピューター/G-Tune

→PC USER特設ページ「mouse computer station」
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