Google初の8.9型タブレット「Nexus 9」――Android 5.0 L+64ビットTegra K1+2048×1536液晶HTC製で399ドルから

» 2014年10月16日 02時00分 公開
[ITmedia]

 米Googleは10月15日(現地時間)、台湾HTCと提携して開発した8.9型Androidタブレット「Nexus 9」を発表した。モバイルOSの最新版であるAndroid 5.0 Lを搭載する。

 米国では2014年10月17日に予約を開始し、11月3日に出荷を開始する予定だ。価格は16GバイトWi-Fiモデルが399ドル、32GバイトWi-Fiモデルが479ドル、32GバイトLTEモデルが599ドル。すでに製品情報は日本語ページも用意されているが、発売時期は「近日発売」とされている。

8.9型Androidタブレット「Nexus 9」

 2048×1536ピクセル表示でアスペクト比4:3の8.9型IPS液晶ディスプレイ(約281ppi)を備えたAndroidタブレット(表面はGorilla Glass 3)。8.9型のタブレットはNexusシリーズで初めてのサイズだが、Googleは動作に十分かつ、片手で簡単に持ち運べる大きさと評している。

 プロセッサは64ビット対応のNVIDIA Tegra K1(2.3GHz)、内蔵GPUはKepler DX1を採用し、2Gバイトのメモリ、16Gバイトもしくは32Gバイトのストレージを搭載する。

ボディの厚さは7.95ミリ

 ボディはつや消し加工のアルミニウム製フレームを採用。本体サイズは153.68(幅)×228.25(高さ)×7.95(奥行き)ミリ、重量はWi-Fiモデルが約425グラム、LTEモデルが約436グラムだ。ボディカラーは、インディゴブラック、ルナーホワイト、サンドの3色から選べる。

 HTC端末おなじみの前面ステレオスピーカー(HTC BoomSound)を内蔵し、デュアルマイク、LEDフラッシュ付きの800万画素メインカメラ、160万画素インカメラ(いずれもF2.4)を備えている。通信機能はLTE(LTEモデル)、IEEE802.11ac 2×2(MIMO)の無線LAN、Bluetooth 4.1を装備し、NFC、GPS、照度/ジャイロ/加速度/磁力計の各センサー、Micro USB 2.0、音声入出力も用意する。

 6700mAhのバッテリーを内蔵し、公称の駆動時間はインターネット使用時で最長9.5時間(Wi-Fi)/最長8.5時間(LTE)、動画再生で最長9.5時間、待ち受け時で最長30日間としている。

 アクセサリとして、タブレットのチルト角度を調整可能で、膝の上での利用も想定したカバー付きのマグネット式キーボードを用意する。

3色のカラバリ(写真=左)。つや消し加工のアルミニウム製フレームを採用(写真=右)
生産性に配慮し、アクセサリとしてマグネット式キーボードも用意している

「Nexus 9」の主な仕様
機種名 Nexus 9
メーカー Google、HTC
OS Android 5.0 L
プロセッサ NVIDIA Tegra K1/2.3GHz(64ビット対応)
GPU Kepler DX1
メインメモリ 2Gバイト
ストレージ 16G/32Gバイト
外部メモリ
ディスプレイ 約8.9型QXGA TFT液晶(IPS方式)
解像度 2048×1536ピクセル(281ppi)
バッテリー容量 6700mAh
バッテリー駆動時間 インターネット使用:最長9.5時間(Wi-Fi)/最長8.5時間(LTE)、動画再生:最長9.5時間、待ち受け:最長30日間
メインカメラ 有効約800万画素(LEDフラッシュ付き/F2.4)
インカメラ 有効約160万画素(F2.4)
ボディカラー インディゴブラック、ルナーホワイト、サンド
サイズ 153.68(幅)×228.25(高さ)×7.95(奥行き)ミリ
重量 約425グラム(Wi-Fiモデル)、約436グラム(LTEモデル)

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