ブラザーは1月8日、同社製インクジェット複合機「PRIVIO」およびレーザー複合機「JUSTIO」シリーズの新モデル計8機種を発表した。いずれもビジネス向けの製品で、1月下旬に販売を開始する。価格はいずれもオープン。
インクジェット複合機には、A3プリント/A4スキャン対応の従来機種「MFC-J4910CDW」の後継モデル計3機種を投入。いずれも、ランニングコストを低減できる大容量インク(通常インク容量比で黒は4倍以上、カラーは2倍以上に相当)に対応した。A4文書1枚あたりの印刷コストはカラー約6.1円、モノクロ約1.4円(税抜)だ。背面側には厚紙やはがきなど特殊な用紙も利用可能な多目的トレイも装備した。
新機能としてはPCレスの「ファックスクラウド転送」機能を搭載。受信したFAXデータをブラザーのクラウドサーバ経由で各種Webサービスへ転送・保存することが可能になった。スキャンデータをOffice文書に変換する「スキャン to Office文書」、スキャン画像をメール送信する「簡単E-mail送信」、任意の場所だけをスキャンしてコピーできる「手書きトリミングスキャン/コピー」といった機能は従来機から継承している。
ラインアップはスタンダードモデルの「MFC-J5620CDW」、2段トレイ搭載の大容量給紙モデル「MFC-J5720CDW」、無線FAX対応/コードレス電話付属モデルの「MFC-J5820DN」の3製品を用意。いずれも印刷速度はカラーが20枚/分、モノクロが22枚/分だ。
レーザー複合機モデルとしては、A4モノクロ対応モデル計5製品をラインアップ。いずれも印刷速度を30枚/分に高速化したほか、ファーストプリントも約10秒に高速化した。ラインアップは、有線LAN接続対応モデルの「MFC-L2720DN」、有線LAN/無線LAN/両面同時スキャン対応モデルの「MFC-L2740DW」、有線LAN対応/受話器装備モデルの「FAX-L2700DN」の3機種のほか、ファクス非対応の下位モデルとしてUSB接続モデルの「DCP-L2520D」、有線/無線LAN接続対応モデルの「DCP-L2540DW」の2製品を加えた計5機種を用意した。
MFC-L2740DWの両面同時スキャンは今回の新機能となる。また、ネットワーク対応モデルは、専用アプリによるスマートフォン/タブレットからのプリント、AirPrintやGoogleクラウドプリント、クラウドサービス(Evernote、Dropbox、OneDriveなど)へのアクセスも可能だ。無線LAN搭載モデルは端末と直接無線で接続できるWi-Fi Direct機能にも対応する。
製品ラインアップ、および実売価格は以下の通りだ。
製品名 | 予想実売価格(税別) |
---|---|
MFC-J5620CDW | 3万9500円前後 |
MFC-J5720CDW | 4万5500円前後 |
MFC-J5820DN | 4万5500円前後 |
MFC-L2740DW | 4万5500円前後 |
MFC-L2720DN | 3万9500円前後 |
DCP-L2540DW | 2万9000円前後 |
DCP-L2520D | 2万3000円前後 |
FAX-L2700DN | 4万5500円前後 |
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