インテル、秋田美人に「Compute Stick」「Surface Pro 3」をアピールこちらでは安定して動いていました(2/2 ページ)

» 2015年05月16日 16時38分 公開
[長浜和也ITmedia]
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地方発イベントからプロモーションのヒントを得る

 2in1 PCのコーナーでも最初にPCに対して興味を示すのは子供だ。Windows 8.1のホーム画面に並ぶタイルを指先で動かし、動画共有アプリを起動してコンテンツを選んで再生、という操作を“幼児”(いや、ひょっとすると、最近歩き始めたんじゃないですか?ぐらいのトドラー初期)が手慣れた感じでしてしまう。

小さな子供でもスムーズにPCを操作している

 その子供に付き合って親が立ち止り、その親に向かってインテルブースのスタッフが2in1 PCやCompute Stickを説明するという流れになっている。ブーススタッフによると、お父さんとお母さんとでは、お母さんが熱心に説明を聞き、Compute Stickについては、そのままテレビに接続してPCのように使えて、かつ、2万円台で購入できるところに興味を示していたそうだ。

 マカフィーも、セキュリティ対策の必要性を来場者に訴求しているが、今回は、2014年12月にリリースしたAndroid用の詐欺電話と迷惑電話を防止するアプリ「マカフィー セーフ コール」も紹介していた。このアプリは、トビラシステムズが開発した「詐欺電話・迷惑電話番号リスト」を利用して、詐欺電話と迷惑電話の着信を通知するものだ。ウィルコム(現ワイモバイル)が専用ハードウェアとして取り扱っている「迷惑電話チェッカー」のAndroidアプリ版になる。

セキュリティの必要性を訴求するマカフィーコーナー。来場者から相談を受けることも多いという。今回は、迷惑電話を防止するAndroidアプリ「マカフィー セーフ コール」も紹介していた

 このプロモーションは、2014年の秋にも行っており、2015年春の取り組みで2回目になる。インテルでは、前回の参加における効果が大きかったと評価している。インテル執行役員マーケティング本部本部長の山本専氏によると、地方のテレビ局が行うイベントは、その土地に住む人にむけた情報発信として絶好の機会であり、かつ、イベントを主催するテレビ局や系列ラジオ局が行う告知番組に、インテルの名前や製品が登場することによる訴求効果も大きいという。実際、イベントが終わった後に「テレビで見た」と量販店で製品を購入するケースもあるそうだ。

 また、技術系イベントやパワーユーザーが集まる秋葉原のイベントと違って、PCに趣味的な興味を持たない人から得る感想や意見はとても貴重で、その中からプロモーションのアイデアとして採用することもあるという(デュアルコアとHyper-Threading Technologyの説明で「料理をするコックが使うコンロの数」で表現したのも、一般のユーザーから得た発言がもとになっている)。

来場したご婦人たちにSurface Pro 3やCompute Stickを説明する山本氏。こういう交流から次のプロモーションアイデアが生まれることもある

 ABSまつり 2015は5月17日も10時から16時で秋田市のエリアなかいち特設会場でおこなう。出荷が伸びてしまったCompute Stickの“動く実物”に出会える貴重な機会でもあるので、秋田市周辺に住む興味あるユーザーは購入の検討材料として来場するのも一興ではないだろうか。

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