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終了とウワサされる「Chromebook」が存続しそうな3つの兆候ITはみ出しコラム

» 2016年05月04日 06時00分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 最近、立て続けにChromebookの魅力的な新モデルが登場しました。「Acer Chromebook 14」と「HP Chromebook 13」は、いずれもすっきりしたアルミボディーでお手頃価格です。

 chrome 0 「Acer Chromebook 14」
 chrome 1 「HP Chromebook 13」

 「GoogleはChrome OSをAndroidに統合するつもりだ」――米Wall Street Journalが2015年10月にそう報じ、Googleはすぐにそれを否定しましたが、「火のないところに煙は立たない」と終了のうわさは消えません。

 そんな中での新モデル登場に、「Googleの本気を反映しているのでは?」とChromebookユーザーである筆者はちょっとわくわくしています。

 GoogleがChromebookを今後も存続させる兆候は、少なくともあと2つあります。

 1つは、同社が毎年公開する「創業者からの手紙」の本年版で、スンダー・ピチャイCEOが「Chromebook」という単語を2回も登場させていることです。

 最初に出てくるのは、Googleの企業向け製品・サービスを列記するところで、次は、世界中の全ての人が情報を享受できるようにする手段の1つとして、「100ドルのChromebook」を提供していると語ったところです。

 chrome 2 創業者からの手紙には「Chromebook」という単語がありました。これでまさか終了はないですよね?

 この手紙は、同社が今後進むつもりの方向を示すものなので、すぐに終了させる製品名を入れることはほぼないです。

 もう1つの兆候は、これはうわさ段階ですが、GoogleがChrome OSで、Androidアプリをシームレスに利用できるようにするつもりらしい、というものです。

 Chromebookでβ版Chrome OSを使っているユーザーが、最新β版(バージョン51)にアップデートしたところ、「Enable Android Apps to run on your Chromebook」(ChromebookでAndroidアプリを使えるようにする)と表示されたとして、設定画面のスクリーンショットをRedditに投稿しました。投稿した人によると、この表示はすぐに消えたそうですが、設定を有効にしたらGoogle Playで公開されているAndroidアプリがChromebookで使い放題になるのではないか、という話です。

 Chromebookでは、Chrome ウェブストアで公開されているアプリを使えますが、その数はAndroidアプリと比べればさみしいものです。Androidアプリが使えれば、かなり便利になります。

 Googleは「ARC(App Runtime for Chrome)」というプロジェクトでAndroidアプリをChrome OSで使えるようにしようとしているので、これはあながちただのうわさではなさそうです。

 chrome 3 Chromebookは立って作業できるように棚に常備

 安価なWindows 10ノートPCも出てきている中、「そもそもChromebookの存在意義はあるのか?」という疑問もありそうですが、Googleとしては、先のピチャイCEOの説明のように、Google Apps採用企業向けや100ドルでの低予算な人々へのネット接続ツールの提供が目的です。

 筆者にとってもChromebookはなくてはならないツールです。使い慣れたWindowsアプリが動かないのでメインマシンにはしていませんが、サブマシンとして記事のネタ探しやメモ書きに活躍しています。

 Windowsマシンと違って起動が早いし、Chromeブラウザで大量にタブを開いてもあまり遅くなったりしません(自分のWindows 7マシンとの比較で)。Chromebookのブラウザでネタをチェックしてメモアプリに要点をまとめたら、Windowsマシンで同じタブをChromeブラウザで開いて記事を書き始める、という感じです。

 筆者は在宅で座りっぱなしになりがちなので、Chromebookで立って記事をチェックし、Windowsマシンで座って記事書き、というパターンは健康にもよさそうです。


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