6月28日(米国時間)より、最初のWindows 11 Insider PreviewがDev Channel向けに提供されているが、この件に少しだけ触れたい。ここで配布されているOSのビルド番号は「Build 22000.51」で、初めて「22000」番台に到達している。
前回も少し触れたが、Windows 11の名称を冠して“リーク”したOSのビルド番号は「Build 21996」だった。想定通り開発途上ビルドというわけだが、同社のここ2年ほどのビルド番号の付与規則にのっとれば、やはりWindows 11は「Cobalt」ベースのOSとなり、OSコア部分の世代は一気に上がっている(「21H1」のビルド番号は「Build 19043」)。
Windows 10の延長線上のOSとはいえ、それだけ機能が大きく向上していることが改めて示された形となった。
GAのタイミングで提供されるWindows 11については、CPUの縛りも含めてハードウェア要件が厳しいが、現在のところDev Channelで配信されているWindows 11にはこうした制限が特になく、例えばDirectX 12をサポートしない初代Surface Proでさえインストール報告が出ているほどだ。
おそらくは「64bitデュアルコア以上」「メモリ」「ストレージ空き容量」など最低限度の要件を満たしていればインストールだけは可能なようなので、「チェッカーには引っかかるけどWindows 11を体験してみたい」というユーザーにはうってつけだろう。2021年後半に登場する新作PCをチェックしつつ、今後のPC導入計画、あるいはアップグレード計画を練るといいかもしれない。
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