プロナビ

ASUSがフォルダブル有機EL採用のZenbookシリーズを発表 25周年の「Space Edition」も登場(2/2 ページ)

» 2022年01月06日 01時45分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2       

薄型軽量の本体にHプロセッサを詰め込んだ「Space Edition」

 2022年は、同社のノートPCが初めて宇宙に行ってから25周年になるという。これを記念した製品が「Zenbook 14X OLED Space Edition」(UX5401ZAS)だ。薄型軽量の14型ノートPCに有機ELディスプレイを搭載しているところは、前出のZenbook 14 OLEDと共通しているが、大きく異なる点が3つある。

「Zenbook 14X OLED Space Edition」 記念モデルとなる「Zenbook 14X OLED Space Edition」

 1つ目はノートPC向け第12世代Coreプロセッサの「Hプロセッサ」を搭載している点だ。具体的にはCore i9-12900Hを搭載し、他にもCore i7/Core i5シリーズを搭載するモデルも登場する見込み。薄型の本体に発熱量が大きいHプロセッサを搭載するために、冷却ファンを2基内蔵し、大量のエアフローを確保した。

 2つ目は、14型ディスプレイの背面にモノクロ表示の3.5型有機ELディスプレイを搭載していることだ。このディスプレイには、ユーザーが指定した文字列や、事前に用意したアニメーションなどを表示できる。

14型ディスプレイの背面にモノクロ表示の長方形ディスプレイを備える 14型ディスプレイの背面にモノクロ表示の長方形ディスプレイを備える

 3つ目は、宇宙で使用する機器に求められる米国標準規格である「SMC-S-016A」に準拠していることが挙げられる。20Hzから2000Hzまでの振動に耐え、マイナス24度の低温環境でも動作し、61度の高温環境でも動き続けるという。加えて、米国防総省の軍用品規格である「MIL-STD-810H」にも準拠している。

 CPUは前述の通りIntelのノートPC向け第12世代Coreプロセッサの「Hプロセッサ」で、GPUはIris Xe Graphicsだ。メモリはLPDDR5の32B/16GB/8GBのいずれかをオンボードで実装する。ストレージは512GB/1TBのNVMe(PCI Express 4.0)SSDだ。無線通信機能はWi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応する。OSはWidnows 11 Pro/Homeだ。

 ボディーの外形寸法は約311(幅)×221(奥行き)×15.9(厚さ)mmで、重量は約1.4kgとなる。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー