SunとQualcomm、Snapdragon向けJava SE 6を発表“Smartbook”向けにJavaアプリを最適化

» 2009年06月05日 13時32分 公開
[ITmedia]

 米Sun Microsystemsと米Qualcommは6月4日、Java Platform Standard Edition 6(Java SE 6)をQualcommの携帯端末向けチップセットSnapdragon向けに移植したことを発表した。これにより、JavaおよびJavaFXアプリケーションの性能と省電力機能をSnapdragon搭載の“Smartbook”向けに最適化できるとしている。

 SmartbookはQualcommが提唱する新しいモバイル端末のコンセプト。スマートフォンとノートPCの中間に位置するミニノートPCで、3G、Wi-Fiでネット接続が可能でGPSをサポートし、1回の充電で1日中駆動できるというもの。

 両社は1年以上かけ、完全に最適化したJava SEをSnapdragonに移植した。Java仮想マシン(JVM)は従来のARMベースのチップセットに移植されたJava SEのものよりも32倍以上高速になったという。

 Qualcommは1日に、Smartbook向けの新チップセット「Snapdragon QSD8650A」を発表しており、サンプルを2009年末までに出荷開始する予定だ。

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