米AT&Tは9月30日、衛星回線サービスの米TerreStar Networksと衛星携帯電話の開発で提携を結んだと発表した。米国の顧客向けにAT&Tの回線とTerreStarの衛星回線をハイブリッドで利用できるサービスとそれに対応する携帯端末を提供する。
2010年1〜3月に開始する予定のこのサービスでは、AT&Tの回線エリア外である米国内の辺境地、プエルトリコ、米国領バージン諸島、沿岸水域で対応する端末を使おうとすると、自動的に衛星回線に切り替わる。
対応する端末の第一弾として、TerreStarのスマートフォン「Genus」を発売する。Windows Mobile 6.5搭載のタッチスクリーン携帯で、ディスプレイは2.6インチ、WERTYキーボード、回線はGSM/EDGEとUMTS/HSDPAに対応し、Wi-Fi、Bluetooth、GPSもサポートする。
同サービスはまず政府と企業向けにスタートし、その後コンシューマー向けにも提供を開始する計画だ。利用料金や端末の価格は明記されていないが、衛星回線を使った場合にローミング料金が追加される料金体系になるもようだ。
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