MMD研究所が携帯電話ユーザーを対象に行った調査から、スマートフォンユーザーとフィーチャーフォン(従来型携帯電話)ユーザーでは、利用するサービスや機能の使い方に違いがみられることが分かった。
大きく異なるのは、この1カ月に利用したサービスだ。フィーチャーフォンユーザーは「GREE、モバゲー、mixiなどのSNSサイト」(68.8%)がトップだが、スマートフォンユーザーは「ニュース・天気予報」(71.2%)が最多。Facebookの利用も、フィーチャーフォンユーザーが1割未満(9.7%)だったのに対し、スマートフォンユーザーは6割超(61.9%)という高い利用率を示すなど、大きな違いが見られた。
カメラで撮った写真の活用法にも違いがみられる。フィーチャーフォン、スマートフォンのいずれもトップは「端末に保存する」という回答だったが、これに続く活用法については、スマートフォンユーザーは「Facebookに画像をアップ」(46.4%)「Twitterに画像をアップ」(43.2%)が上位を占め、フィーチャーフォンユーザーは「ブログにアップ」(35.8%)が挙がった。なお、フィーチャーフォンユーザーで「Facebookに画像をアップ」と回答したユーザーは4.4%にとどまっている。
着信音の利用も、フィーチャーフォンユーザーの半数超が「購入した着うたを設定している」(51.4%)のに対し、スマートフォンユーザーでは1割未満(6.8%)という少なさ。スマートフォンユーザーは「携帯本体に入っている効果音を設定している」(35.3%)が最多となった。
デコメの利用頻度にも差がある。フィーチャーフォンユーザーでは「よく利用している」が21.4%、「ときどき利用している」が28.6%となったのに対し、スマートフォンユーザーでは「よく利用している」が8.3%、「ときどき利用している」が11.5%だった。
なお、以前はよく利用していたものの、現在は利用しなくなったサービスについて聞くと、フィーチャーフォンユーザー、スマートフォンユーザーともに「着うた・着うたフル」が最多となり、「SNSサイト(GREE、モバゲー、mixi)」がこれに続いた。
この調査は8月19日から同24日にかけて実施したもので、有効回答数は1725人。MMD研究所は、この調査結果を「携帯コンテンツに関する利用動向調査−第14回−」と題したリポートにまとめている。
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