同業他社の話を聞きたい、異業種と交流したい――そんな希望を、ネットとランチタイムを使ってお手軽に実現する「ソーシャルランチ」というサービスをご存知だろうか。知人とペアを組み会員登録すると、ランチ相手の提案が届くようになり、気になる相手に2対2のランチミーティングを申し込める。PCサイトに加え、スマートフォン向けアプリも無料で提供しており、Facebookアカウントを持っていればすぐに使える。
ランチの対応エリアは東京23区内、横浜、大阪、名古屋、福岡、北海道と限られているが、順次拡大予定とのこと。今回は、同サービスのAndroidアプリを使ってランチに挑戦してみた。サービスの感想とともに、アプリの使い方を紹介しよう。
会員登録にはFacebookのアカウントが必要だ。登録を進めるとプロフィール情報の入力を求められる。基本的にランチ相手は初対面で、このプロフィール情報が「ランチをするかどうか」を判断する重要な要素となる。Facebookに登録した勤務先情報などを必要に応じてインポートし、完成させよう。情報を充実させておけば、ランチが成立しやすくなるかもしれない。
このサービスは、利用するために誰かとペアを組む必要もある。少々面倒な仕組みだが、知人とペアで参加することで、知らない人に会うことへの抵抗感は少なくなるだろう。ペアの相手は、Facebookの友達でソーシャルランチを使っている人の中から探せる。もしペアを組みたい友達がその中にいない場合は、その友達をソーシャルランチに招待しよう。
ペアを組み終わったら、二人がランチ可能なエリアを選択し、ペアを確定する。これで利用準備は完了だ。
次に、ランチの申請に移る。毎朝10時にランチ相手の提案が自動で送られてくるのでチェックしよう。興味があるペアが表示されたら、ランチを申請すればよい。なお、同サービスにはランチ相手を自分で検索するような機能はない。毎日の巡りあわせの中で、ランチ相手を見つけるのだ。
ちなみに筆者はこのレビューを書くまでに2回申請を送ったが、そのうちの1組から返信が来て、実際にランチを楽しめた。ここからは、ランチ成立後の流れを紹介していこう。
ランチが成立したら、次はランチの日程や場所を決める。ランチの参加者のみが使えるメッセージ機能(グループチャット)が用意されているので、そこで相手と相談しつつ、決めていこう。日程調整は専用画面で空いている日付にチェックを入れていけばOK。お店は、オススメランチ店のなかから選んだり、ホットペッパーの検索を用いたり、個別URLを指定したりして、指定できる。ちなみに、オススメランチ店は、料理、店の広さ、昼時間の混雑度、内装などで選定しているらしい。これなら、安心して利用できそうだ。しかし、残念ながらソーシャルランチのサービス自体から店舗の予約はできない。
ランチの計画が完成したら、あとは当日を楽しみに待とう。先述の通りアプリを通じてグループチャットができるので、「先にお店に入っています」「少し遅れます」といった連絡もここでできる。
ランチが終わったら、その感想やお店の評価をレビューとして投稿する。このレビューはソーシャルランチ内で公開されるようになっており、これからソーシャルランチを使うユーザーの参考になる。
さて、実際にランチを体験した印象だが、やはり初めて会う相手とのランチはそれなりに緊張した。だからこそ、ペアを組んでいる安心感がありがたい。筆者はIT系企業に務めるペアとランチをしたが、現場のいろいろな話がきけ、いい刺激になった。ちなみに、どんな話をするのかは、あまり事前に決めていなかった。目的意識の高い人は、メッセージでこのあたりを話し合っておくと、ランチがよりスムーズになるかもしれない。
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