グループ名 | 2012年12月純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 23万5100 | 6098万8100 |
KDDI | 23万9200 | 3681万7200 |
ソフトバンクモバイル | 27万4700 | 3132万2000 |
イー・アクセス | 非公開 | 非公開 |
携帯総計 | 74万9100 | 1億2912万7300 |
電気通信事業者協会(TCA)は1月10日、2012年12月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3社を合わせた累計契約数は1億2912万7300件。PHSの累計契約数は494万3300件で、携帯電話3社とPHSの合計契約数は1億3407万0600件となった。
冬商戦向け商品が出そろった12月は、3キャリアとも20万を超える純増を記録。番号ポータビリティはiPhone 5の影響が大きく、同端末を取り扱っていないNTTドコモは転出超過となった。
なお、通信キャリア各社は2012年通年の数字も発表しており、KDDIの転入超過の件数は全キャリアを通じて過去最高を記録。ソフトバンクモバイルは、5年連続で年間純増数トップとなった。
12月の純増トップは27万4700契約を獲得したソフトバンクモバイル。2位は23万9200契約のKDDIで、23万5100契約のドコモが僅差で追う格好となった。
MNP利用状況 | 差し引き |
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NTTドコモ | −13万2100 |
KDDI | 10万2400 |
ソフトバンクモバイル | 3万0900 |
イー・モバイル | −1200(推定) |
番号ポータビリティ(MNP)の利用実績は、iPhoneを扱うKDDIとソフトバンクの強さが目立ち、それぞれ10万2400(KDDI)、3万900(ソフトバンクモバイル)の転入超過となった。ドコモは苦戦が続いており、13万2100の転出超過という結果だった。
12月の契約数の動向について、KDDIは「iPhone 5の販売が引き続き好調に推移していることに加え、冬モデルのフラッグシップモデルとして投入したHTC J butterfly HTL21も好評を博している」(KDDI広報)と説明。ソフトバンクモバイルは、iPhone 5の投入に合わせて実施している下取り施策や、家族に渡したお下がりのiPhoneを安価な月額料金で利用できるキャンペーンが好評なことや、iPhoneのテザリング開始、iPad miniの発売などが純増に貢献しているという。
NTTドコモは、「iPhoneの影響でポートアウトが続いて苦戦している」(ドコモ広報)としながらも、12月は冬モデルの新端末とキャンペーンの組み合わせで“割引で安価に購入した1台目のスマートフォンを起点に、割引価格で利用できるタブレットやデータ端末を使う”といった流れをつくることができ、それが純増に貢献したと分析している。「『Xiスマホ割』『プラスXi割』『家族セット割』が上手くかみ合い、スマートフォンを中心に販売が伸びた」(同)。
グループ名 | 2012年の純増数 | MNP実績 |
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NTTドコモ | 136万3700 | −131万3200 |
KDDI | 251万9700 | 93万3000 |
ソフトバンクモバイル | 348万6700 | 39万3300 |
イー・アクセス | 非公開 | 非公開 |
12月の実績がまとまったことから通信キャリア各社は、2012年1月〜12月までの純増数と番号ポータビリティの実績も公開した。年間純増トップは348万6700契約のソフトバンクで、同社は5年連続でトップを獲得。2位は251万9700のKDDI、3位は136万3700のドコモとなっている。
番号ポータビリティの実績は、転入超過が93万3000に達したauがトップに立った。2位以下を圧倒的に引き離した同社の実績は、番号ポータビリティが始まって以来、全キャリアを通じて過去最高の数字だという。
2012年の実績について、KDDIは「3M戦略の軸となるスマートパス、スマートバリューが登場し、その効果が数字に表れた」(KDDI広報)と振り返る。ソフトバンクモバイルは、iPhone 5の投入時にテザリングや電池の持ちなどでKDDIに遅れをとったものの、対応を急いだことが功を奏して5年連続年間純増トップを守り、3年連続で過去最高の純増を記録した。
ドコモは、MNPの転出超過と純増の伸び悩みで苦戦し、11月には純減を経験するなど厳しい1年だったと振り返る。しかし、2012年にはスマートフォンの販売台数が1000万台を突破し、フィーチャーフォンを上回るなど、移行が順調に進んでいるとし、今後もスマホを軸とした販売戦略で巻き返しを図る考えだ。
AXGPを提供するWireless City Planningは19万1400の純増で、累計契約数は71万8800件に到達。ソフトバンクモバイルが冬春モデルとして投入したAndroid端末6機種全てにAXGPが搭載されたことから契約数を伸ばした模様だ。
モバイルWiMAXサービスを提供するUQコミュニケーションズは7万7600件の純増で、累計契約数は392万9100件に達した。ウィルコムはPHSが4万1500、3Gが1万300の純増で、累計契約数は519万4100となった。PHSの累計契約数は494万3300で、500万契約が目前だ。
Wireless City Planning | 2012年12月純増 | 累計 |
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AXGP | 19万1400 | 71万8800 |
UQコミュニケーションズ | 2012年12月純増 | 累計 |
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UQ WiMAX | 7万7600 | 392万9100 |
ウィルコム | 2012年12月純増 | 累計 |
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PHS | 4万1500 | 494万3300 |
WILLCOM CORE 3G | 1万0300 | 25万0800 |
計 | 5万1800 | 519万4100 |
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