軽くて速いAndroidアプリならこれ! ITジャーナリスト星暁雄さんが選ぶ10選仕事でも使えるスマホアプリ(2/2 ページ)

» 2012年01月31日 13時10分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]
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100%エンドユーザーの視点では見ない

メインで使っているGALAXY NEXUS SC-04Dを手に持つ星暁雄さん

 星さんがスマートフォンを購入したきっかけは「(ジャーナリストとして)モバイルインターネットの最前線を自分で触らないとマズイと思ったから」。最初に入手したのはiPhone 3GSで、併用する形で2009年12月にNTTドコモの「HT-03A」(HTC製のAndroid端末)を購入した。その後、国内未販売でグーグルのリファレンス端末(※)である「Nexus One」(HTC製のAndroid端末)と「Nexus S」(サムスン電子製のAndroid端末)を2010年2月と同年12月に米国から直輸入。2011年12月にGALAXY NEXUS SC-04Dを手に入れた。

(※)グーグルが自社ブランド端末として提供するもので、現状での最新OSを搭載した端末のこと

 レビュー記事を書くために借りた端末を含めると「使ったことのあるAndroidは30機種を超える」。そう聞くとiOSよりもAndroidを好んでいる印象を受けるが、意外とそうではないという。iOS搭載機という意味では、初代iPod touchを発売日(2007年9月6日)に、初代iPadは日本発売(2010年5月28日)の1カ月以上前に入手している。「Androidの記事を書くことが多いので誤解されるかもしれないが、iPhoneもすばらしい端末だと評価している」と付け加えた。

 星さんがスマートフォンに向ける目線は、100%エンドユーザーの視点ではない。「何かしら重要なものだからウオッチしていないといけない」という考えがあり、どちらかといえば開発者視点で、コミュニティーでの議論などに着目している。アプリを探す際も、コミュニティーで話題になっているものを選んだりするそうだ。Androidは進化のスピードが速いので、そうしたコミュニティーをチェックすることで最新動向を知ることができるのだという。

 Androidのリファレンス機であるNexusシリーズを続けて購入しているのも、その辺の視点から来ている。「Nexusシリーズは開発者のための機種という位置付けだったので、OSの新バージョンに最初に対応する。Nexusシリーズを使うことでAndroidの進化のスピードが非常に速いのを肌で感じるとともに、グーグルがとにかくその時点で一番速いものを作ったという雰囲気を感じ取れた」(星さん)

スマートフォンはこう使う

GALAXY NEXUS SC-04D

 どのような用途でスマートフォンを使うか聞いたところ、出先でメールやTwitterをチェック。またキラーアプリとして利用するGoogleマップと乗換案内で移動中に場所や到着時刻を調べているという。ブラウザでちょっとした調べ物を出先でできることも便利だと話していた。

 「紹介したアプリを見ても分かるように、例えば、ホームアプリを入れ替えてカスタマイズしたり、root権限を取ってファームウェア(※)を入れ替えるような極端な使い方はしていない。というのも、極端な使い方をすると普通の人の気持ちが分からなくなってしまう気がするので」(星さん)

(※)ハードウェアの基本制御をするためのソフトウェア

 今使っているGALAXY NEXUS SC-04Dは、4.65インチの画面サイズと720×1280ドットのHD解像度がいいので気に入っているという。「iPhone 4以降のiPhoneはディスプレー解像度が960×640ドットに上がったが、私の場合は3.5インチのiPhoneだと目が痛くなるので、年齢が上の人には大画面のスマートフォンがお薦め」だとしていた。

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