動画配信の市場シェア、「ディズニープラス」が躍進 1位は?(1/2 ページ)

» 2022年02月22日 20時25分 公開
[ITmedia]

 デジタルマーケティングなどを手掛けるGEM Partners(東京都港区)は、「動画配信(VOD)市場5年間予測(2022-2026年)レポート」による調査結果を発表した。動画配信サービス別に市場シェアを推計したところ、シェア率1位は「Netflix」だった。

定額制動画配信(SVOD)のサービス別市場シェア2020年から2021年の推移

 「Netflix」は2019年と20年でシェア率1位となり、21年でも23.1%(前年比+3.1ポイント)と最大シェアを占めた。次いで「Amazon プライム・ビデオ」が12%(前年比−1.0ポイント)で2位に。日本勢で最も高いシェアを獲得した「U-NEXT」は、11.5%(前年比+0.1ポイント)で3位に入った。

 一方、前年と比べて最も規模が拡大したのは「ディズニープラス」で、20年時点でのシェア率3.9%から21年は6.0%にまで増え、推計売り上げは前年比86%増となった。この成長率は全サービス内の最高値で、ランキングも前年度8位から6位に上昇している。

ディズニープラス© 2021 Disney and its related entities

 20年以降のコロナ禍によってホームエンタテイメントへの関心が高まり、多くの動画配信サービスの規模が拡大した。その結果、市場全体の規模も大きくなり21年の定額制動画配信(SVOD)市場規模は、前年比19.9%増加の3862億円となった。

 また21年の動画配信市場全体の規模は、同社による「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」の結果などを基に、「定額制動画配信(SVOD)」「レンタル型動画配信(TVOD)」「動画配信販売(EST)」を合わせると前年比19.0%増の4614億円となった。

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