まずはスピーカーなのだから“音質”が大事であることは言うまでもない。Amazon EchoやGoogle Homeも音質について悪い評価は聞こえてこないが、より上質な音楽リスニングを楽しむのであれば、オーディオブランドであるオンキヨーのVC-FLX1や、アップルのHomePodの出来もチェックしておきたい。
ほかにはマイク入力の感度、あるいはノイズキャンセリング機能を組み合わせた認識精度の高さについても完成度の差が感じられるポイントになる。音声コマンドを何度も誤認識するようではスマートスピーカーの魅力が失われてしまうだろう。恐らくスマートスピーカーは今後多くのブランドから発売されることになると思うが、音声認識についてはある程度評価が安定しているもの、店頭などで試して手応えの良かったものを選ぶのが良さそうだ。
スマートスピーカーが連携する機器の種類や「できること」についても、おそらく各製品が採用するプラットフォームによって違いが出てくるだろう。AmazonはEchoのようなスマートスピーカーで利用できる機能を「Skill」(スキル)と呼んで提供している。スマホでいうところのアプリのような感覚で、スピーカーにスキルを追加すれば、スマートスピーカーが活躍する場面が広がる。スマートスピーカーで操作したい機器、使いたいサービスも含めて比較検討する必要がありそうだ。
もし家の中に複数のスマートスピーカーを導入するのであれば、プラットフォームはそろえておいた方が設定時や導入後にも面倒がなくスムーズに使えるかもしれない。音質だけでなく、対応するスマート機能の内容も選択基準になってくるところが、従来のワイヤレススピーカーとの大きな違いになる。
でもこう書いてしまったら元も子もないかもしれないが、まだ各社の製品が出そろう前でスマートスピーカーの種類が少ないうちは、取りあえず最初に気になったものを買ってしまうのもアリだと思う。
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