どんな端末で視聴するのか?(1セグ放送編)1セグ放送&モバイル放送・徹底比較(2/2 ページ)

» 2004年09月29日 00時01分 公開
[杉浦正武,ITmedia]
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CASカードが搭載されるのか

 地上デジタル放送といえば、視聴にあたりB-CASカードを利用する形態をとっている。B-CASは「BS放送に利用されるCAS」の意味で、CASは「Conditional Access System:限定受信システム」の略だ(2003年7月24日の記事参照)

 携帯でも同様のサービス形態になるか気になるところだが、TBSのメディア推進局 デジタル放送企画部の井川泉氏は「携帯にB-CASカードをそのまま挿すかたちにはならないだろう」と話す。

 地上デジタルでB-CASが利用される背景には、デジタル放送の受信機として地上、BS、CSの“3波共用”チューナーが普及し始めたことがある(2003年10月22日の記事参照)。たまたま既存のプラットフォームが著作権保護に使えるため、「利用している」(同氏)というスタンスにすぎないという。

 地上デジタル放送は無料放送になるため、CASの用途の1つである「顧客管理、課金管理」の機能が不要になる。携帯向けには別途、著作権保護技術を準備して適用することになるようだ。

HDD録画はどうなる?

 モバイル放送では、SDカードに放送番組を手軽に録音・録画可能になっている(前回の記事参照)。それでは、1セグ放送ではどうか。

 この問題で興味深いアイデアを提唱しているのが、前述のドコモ「OnQ」だ。OnQではクレードルにHDDを内蔵しており、コンテンツを蓄積できる。さらに面白いのは、蓄積することを前提にコンテンツの“レコメンド”を行えることだ。

 具体的には、面白いと思ったコンテンツに印を付けて、このメタデータをユーザーに送信する。これはURLのようなものだが、URLと違うのはコンテンツをユーザーの保存フォルダ内から参照すること。いってみれば「http://www〜」ではなく「C:\Program Files\〜」のかたちで記述されている(正確には、放送時間コードによって番組を指定している)。

 メタデータを受け取っても、そのユーザーが当該番組を「たまたま」録画していなければ意味はない。しかし、HDD内蔵なら無差別に録り貯めているだろう――という想定に基づいたサービスと考えられる。同様のアイデアのサービスは、既に日本電算機が「リアルクロックナビゲーション」と名付けて提供している(2月24日の記事参照)

 ドコモに限らず、地上デジタル放送は「HDDレコーダー/HDDドライブ容量の進化も見据えた上で考えるべき」という意見は多い(7月26日の記事参照)。こうしたサービスが現実になる可能性も十分あるだろう。

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