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» 2004年12月20日 16時51分 公開

νMicovicon【にゅーまいこびこん】

松下が開発したイメージセンサー「νMicovicon」は、CMOSやCCDといった区分けに収まらない撮像素子になりそうだ。

[江戸川,ITmedia]

 νMicoviconは、松下電器産業が開発したイメージセンサー。CMOS(用語参照)並みの低消費電力でありながら、CCD(用語参照)並みの高画質を誇り、5ルクス以下の暗いところでも細部まで忠実に撮影することができるというもの。

 これまでのカメラ付き携帯電話は、ヘビーユーザー向けには高画素数を提供できるCCDを採用し、ビギナー向けの入門機には低消費電力のCOMSを採用するケースが多かった(8月5日の記事参照)。だがνMicoviconの登場で、こうした垣根は取り払われることになりそうだ。

 νMicoviconは、信号検出トランジスタを4画素で共用することで、画素数の大幅な増加とフォトダイオード面積比の向上を両立させた。商品ラインナップには、1/4型130万画素、および1/3.2インチ200万画素が用意され、すでにFOMA「P901i」や「N900iG」での採用が決まっている。

 なお、パナソニックCSデバイスでは300万画素に対応したνMicovicon採用のカメラモジュールを開発しており、2005年3月からの量産を予定している(12月9日の記事参照)。レンズ、シャッター、イメージセンサーなどの駆動装置を一体化した同社のカメラモジュールは、厚さ8.63ミリと薄い上に、手ぶれ補正やオートフォーカス機能を搭載するという。

 ちなみに、イメージセンサとしてのνMicoviconの実力値は「CCD並みであって、CCDを超えるものではない」(関係者)とのこと。だが、製品の小型化やコスト削減などの面でメリットが期待されている。

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