おそらく2004年の最後を飾る新機種、NTTドコモの「N900iG」が12月25日に発売になった。都内量販店での新規価格は4万1790円(ITmedia調べ)。
miniSDカードは付属しないが、卓上ホルダと海外兼用のACアダプタは付属する。
端末デザインは、「N900i」や「N900iS」とは方向性が異なる角張ったもの。ボディカラーもオーシャンブルー一色と、堅めなイメージだ。
機能面では、N900iとN900iSのちょうど間に位置する印象だ。デコメール作成はN900iS同様、ビジュアルなインタフェースとなり作りやすくなった。20種類のデコメールテンプレートも内蔵している。
国語・英和・和英の辞書も内蔵されているが、カメラを使ったOCR機能は備えていない。QRコード、バーコードの読み取りにとどまっている。
シングルタップ日本語入力機能「T9」は、N900iに近いようだ。漢字を直接候補に表示するT9ダイレクトへの切り替えメニューは見あたらなかった。
カメラは、N900i/N900iSの100万画素スーパーCCDハニカムから、123万画素のνMAICOVICONに変わった。電池は1000mAhという大容量だが、GSM対応のチップを使っているためか、国内のみの利用でも連続待受時間は150時間。GSM圏では110時間となっている。
海外での利用を中心にN900iGを契約する場合、プランには気をつけたい。海外からの通話、パケット通信料金は一律で、どのプランを選んでも違いはない。また「ファミリー割引」など一切の割引は適用にならない。無料通信分も適用できない。
海外からのメールは、1通が約100円程度になる。使いすぎには注意したい。
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