まずは屋外編から。黄色いすべり台の写真を見てみよう。カシオの200万画素デジカメ「EXILIM S20」で撮った作例と、撮影した季節は異なるが「D900i」で撮った作例を用意したので、一緒にどうぞ。
(EXILIM S20) | (D901i) |
(D900i) |
きれいじゃんっ。D900iに比べて、もう格段に違う。発色も違えばディテールの描写力も違う。EXILIM S20と比べても遜色ない仕上がりだ。特に遠くの木々の枝。ほとんどのカメラ付きケータイは200万画素機でもどうしてもディテールがぼやけて、シャキッとしないのだが、D901iはそこが描写できている。スーパーCCDハニカムをちょっと低めの画像サイズで使っていることもあって、ディテールの描写力も高い。無理に400万画素画像を生成せず、200万画素相当にとどめたのは正解だったんじゃなかろうか。そう思うほどのレベルだ。
次はあずま屋。こちらはEXILIM S20との比較だけを用意した。
(D901i) | (D901i 風景モード) |
(EXILIM S20) |
こうしてみるとD901iは、色にもうちょっと深みがあるほうがいいとか、ちょっと露出オーバー気味で全体が明るくなってしまったとか、松の一部が解像できずにぼやけているとか、文句をつけたくなるところはあるけれども、これだけシャープな写りを見せるカメラ付きケータイはそうはない。かなり優秀だといっていい。
また、レンズが33ミリ相当と少し広角気味なのも特徴だ。特に「風景モード」にするとホワイトバランスが太陽光になり、よりメリハリが出てシャープネスが強くなるようだ。
これだけ青空がしっかり出てくれればいい。細かいことをいい出すとキリはないが、カメラ付きケータイとしてはトップクラスの画質といっていいだろう。
画像サイズが大きくてもデジタルズームを使えるのもD901iの特徴。
デジタルズームはこのサイズだと最大2倍だが、これだけ近寄れるのでなかなか便利である。
最後にマクロモードの作例を2つ。
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