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» 2005年04月11日 21時29分 公開

三洋とIBM、ノートPC向け燃料電池で協業

三洋電機と日本IBMは、DMFCとリチウムポリマー電池を組み合わせたノートPC向け電源システム開発で協業する。

[斎藤健二,ITmedia]

 三洋電機と日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は4月11日、ダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC)を使ったノートPC用電源システムの実用化を共同で進めると発表した。2007〜08年の実用化を目指し、2010年には一般に提供する計画だ。

 DMFCのほかにリチウムポリマー電池が内蔵されていることから、「ハイブリッド電源システム」という名称が付いている。リチウムポリマー電池を使うことで、PCを稼働させながら燃料を交換できるほか、最大72ワットの出力を取り出せるというメリットがある。DMFC自体の出力は12ワット。

 サイズは270×282×16〜54ミリで重さは2.2キログラム。容量約130ccの燃料カートリッジ1個で約8時間のPC稼働が可能だ。燃料には100%濃度のメタノールを使う。DMFCのシステムの詳細は明らかにしなかった。

 三洋電機はリチウムイオン電池など小型二次電池のトップメーカー。固体高分子型の燃料電池は古くから手がけてきたが、DMFCの研究成果を発表するのは初めて。ノートPCなどの小型機器向けとしては、現在DMFC型が最有力とされれており、東芝、NEC、日立製作所などが試作機を公開してきた。

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