新機種・話題機種の端末の宝庫──Samsung「ワイヤレスコリア」リポート(1/4 ページ)

» 2005年05月24日 22時16分 公開
[佐々木朋美,ITmedia]

 5月18日〜21日、ソウルで情報通信に関する展示会「EXPO COMM WIRELESS KOREA 2005/第10回 国際情報通信および移動通信展示会・セミナー」が開かれた。国内外から50社が参加した今回の展示会だが、携帯電話メーカーではSamsungとLG、キャリアはSK Telecom(以下、SKT)のみの参加となった。しかしこの3社がさまざまな新端末や新サービスを紹介し、数多くの話題を提供してくれた。

 「AnyCall」ブランドのSamsung、「CYON」ブランドのLGのブースは、会場の最も奥にありながら、隣り合った場所に大きく区画を取っており、多くの人目を引いていた。数多くの最新かつ話題の携帯電話を、見たり触れたりしながら楽しめるそのブースは、さながら携帯電話の博物館のようだった。

リズムをとる、話題の「ビートボックスフォン」

 Samsungの携帯電話の中で話題だったのは、最近発表された「ビートボックスフォン」こと「SCH-S310」だ(1月13日の記事参照)。これは動作認識機能・加速度センサーを搭載した端末で、本体を振ることでゲームや音を楽しめる。

 端末片手にシェイクしてみると「チャカチャカ」とリズムをとったり、ゆっくり回してみることで「ウィーン」とゆがんだ音がしたりするのがとても面白い。また本体で空間に数字を大きく描くとそれを認識し、その機能を利用して短縮ダイヤルができるようになっている。

「SCH-S310」には、「振る」ことをテーマにしたゲームがいくつか内蔵されていて、サイコロもその1つ。中央部分の円を指でくるくる回しながら操作する「タッチキーパッド」もユニークだ
「SCH-S310」に内蔵されているゲーム(左)。本体を振ると円が回り、数字の描かれたボールがはじき出される。羅針盤機能もあるので、見知らぬ土地で道に迷っても心配ない?!(右)

KTFおよびKTによるサービスと連動した端末

 KTFが、無線LANスポット「Nespot」と連携して常時オンライン状態を保つことができるサービス「Nespot Swing」を提供していることから(4月4日の記事参照)、KTF関連の端末はPDA型も多い。今回SamsungブースでもNespot Swing対応端末の展示があった。

Nespot Swing(IEEE 802.11b)対応で、Windows Mobile 2003 SE for Pocket PC Phone Edition搭載の「SPH-M4300」。外部メモリはSDカードだ。114×59×24.5ミリと、割とコンパクト。ソフトウェアはWindows Media Player 10、Pockrt Office、Outlook搭載している。写真はインターネットに接続し、天気予報を見ているところ


Nespot Swing(IEEE 802.11b)対応で、Windows Mobile 2003 SE for Pocket PC搭載の「SPH-M7000」。ディスプレイが横方向にスライドすると、下からキーボードが現れるユニークな仕組みだ。キーボード部分は、ディスプレイがスライドする分くぼんでいて、端のキーがやや押しにくくもあるが、キー1つ1つが大きくとってあるので簡単な文章入力は問題ない。外部メモリはSPH-M4300同様SDカード対応で、3Dゲームも楽しめる。
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