FOMA用マイクロ燃料電池を改良、電力量が3倍に

» 2005年07月06日 16時28分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 NTTドコモは7月6日、富士通研究所と共同で試作したFOMA用マイクロ燃料電池(2004年9月30日の記事参照)で、性能向上に成功したと発表した。イオン伝導膜の改良により、従来の3倍の電力量を達成している。

Photo クレードル型マイクロ燃料電池。サイズは150×56×19ミリ、重さは190グラム

 燃料電池とは、水素と酸素を化学反応させて電気を取り出すシステム。モバイル向けにはメタノールから水素を取り出す「ダイレクト・メタノール方式」(DMFC方式:Direct Methanol Fuel Cells)が一般的で、メタノール水溶液の濃度を濃くすればそれだけ多くの電力量を実現できる。

 ただし、高濃度メタノールは電解質膜を素通りしてしまい(メタノール・クロスオーバー)、高い出力密度が得られなくなるという問題がある。今回の試作機では伝導膜を改良することで、メタノール水溶液の濃度を従来の30%から99%以上に引き上げることに成功した。電力量は前回の試作機に比べ、約3倍になったという。

 ドコモは燃料電池の実用化に向け、さらなる研究開発を進め「2005年度末をめどに開発を完了する」(同社)予定。試作機は7月13日から15日にかけて東京ビッグサイトで開催される「ワイヤレスジャパン2005」会場で展示される予定だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月09日 更新
  1. 「iPhoneの調子が悪いです」の文言、なぜアイホンのFAQに? 実はAppleと深く関係 (2026年02月08日)
  2. KDDI、楽天モバイルとの「ローミング重複エリア」を順次終了 松田社長が言及 (2026年02月06日)
  3. 楽天モバイル、1000万回線突破も残る「通信品質」の課題 5G SAの早期導入とKDDIローミング再延長が焦点に (2026年02月07日)
  4. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  5. 総務省有識者会議が「手のひら返し」な我が国への示唆――日本を国際標準から遅れさせたのは自らの愚策のせい (2026年02月08日)
  6. 【ニトリ】1990円の「スマホに付けるカードケース」 マグネット対応でスタンドとしても使える (2026年02月07日)
  7. 「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか (2025年11月29日)
  8. Suica、JRE POINTのキャンペーンまとめ【2月6日最新版】 1万〜2万ポイント還元や10倍還元のチャンスあり (2026年02月06日)
  9. 東京アプリ、PayPayがポイント交換先に追加される可能性は? 広報に確認した (2026年02月05日)
  10. iPhoneの日付変更で空き容量を確保する裏技は“厳禁” 実行してしまった場合の対処法は? (2026年01月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年