スマートフォンから音楽版小霊通まで、気になる中国最新端末PT/Wireless&Networks Comm China 2005

» 2005年10月27日 18時41分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 北京で開催された中国最大規模の通信・設備関連の展示会「PT/Wireless&Networks Comm China 2005」(PT Comm 2005)(10月21日の記事参照)。中国メーカーのW-CDMA市場参入もトピックだったが(10月25日の記事参照)、それ以外にもスマートフォンや、中国版PHSこと“小霊通”の最新機種など中国メーカー発の注目端末が複数見られた。

Windows Mobile 5.0搭載Pocket PC Phoneが登場

 LenovoとAmoiからは、Windows Mobile 5.0を搭載したGSM方式のスマートフォンが早くも展示されていた。Lenovo「ET980」はオーソドックスなPDAスタイル。2.4インチのディスプレイは解像度320×240ピクセルで、背面に400万画素のCCDカメラを備えている。入力はタッチスクリーンのほか、取り外し可能なフリップ式のダイヤルキーパッドを装着することでキー入力にも対応。発売は11月で、価格はRMB 8000前後(約12万円)の予定だ。

 Amoiの「E800」はストレート型ながら、横から開くとQWERTY配列のフルキーボードが現れるというNokia「Communicator」に似たスタイル。こちらもメインディスプレイは2.4インチ、320×240ピクセルのタッチスクリーンを搭載した。外部ディスプレイは、1.1インチ約6万5000色の有機ELとのこと。外部拡張はUSB/Bluetooth/microSDカードで、カメラはCCD 200万画素となっている。来年1月頃発売予定で、RMB 5000前後(約7万円)の予定。

Lenovo ET980。本体は若干厚みがある。miniSDカードスロットを側面に備える
Amoi E800は手のひらサイズのフルキーボード端末。閉じるとストレートタイプの端末として利用可能。液晶左右はステレオスピーカー

機能やデザインが進化する小霊通

 中国版PHSである小霊通も、多数の新機種が展示されていた。ハイスペック端末やおしゃれ端末など、バリエーションも豊富になってきている。

 小霊通の展示が一番にぎわっていたのはOK WAPブース。同社のイチ押し最新機種は“MP3小霊通”こと「OK818」だ。内蔵メモリは128Mバイトまたは256Mバイトで、ステレオヘッドフォンジャックを備えている。小霊通版SIMカードといえるPIMカードに対応しているが、PIMカードなしでも音楽プレーヤーとして利用することが可能だ。ここまで本格的に音楽再生に対応した小霊通はOK818が初めてで、会場でもステレオスピーカーを接続して音楽機能を大きくアピールしていた。また同社では約6万5000色液晶を採用した「OK616」、台湾で発売中のGSM/PHSデュアルモード対応端末「PG900」など多数の端末が展示されていた。

OK WAPは多数の最新小霊通端末を展示
(左)OK818は、ヘッドフォンを接続できるMP3プレーヤーが小霊通と合体した端末(中)OK616は約6万5000色液晶で、待受画面もきれいに表示できる(右)台湾で発売中のPHS/GSMデュアル対応PG900。中国では発売されていない参考出品だが、来訪者の反応も上々だった

 中国小霊通のトップメーカーであるUT Starcomブースには、さすがに興味深い端末が展示されていた。「PW200」はなんと、W-CDMAと小霊通に対応したデュアルモード端末。W-CDMA用のSIMカードスロットと小霊通用のPIMカードスロットの2つを備え、両者の同時待ち受けも可能とのこと。中国国内向けに発売予定であり、発売時期は中国の3G開始スケジュール次第とのことだった。中国では小霊通/GSMのデュアルモード端末の登場が噂されているが、3Gの開始時期によってはこのPW200のような小霊通/3Gデュアル端末が多数市場に登場する可能性もあるだろう。

 また同社は高級感あるカラーリングに約6万5000色液晶を搭載したスライド式の「UT660」や、「女性のアクセサリ」(同社説明員)のイメージを出した「UT229」なども展示していた。

(左)UT StarcomのPW200。W-CDMAと小霊通のデュアルモードに対応しているが、GSMは非対応。背面の電池を外すとSIM/PIMカードスロットが2つ備わっているが、写真撮影は不可とのことだった。(中)UT660。なにやら最近のSamsung製端末と似たようなカラーリングだが、ツヤ消しのボディーに約6万5000色液晶と高級感がある。(右)UT229はモノクロ液晶で価格を抑えながらも、筐体のデザインで大人の女性にアピールする端末

 Amoiはスタイリッシュデザインの小霊通を展示。いずれも同社のGSM/CDMAケータイの筐体を流用したものだが、小霊通は「いかにも低価格」なデザインの端末が多かっただけに、携帯電話と同等のデザインの端末の登場はユーザーに歓迎されるだろう。

(左)Amoi「Q350」は“ファッション小霊通”。ポリカーボネート素材風の白と黒のツートンカラーがファッショナブル。(中・右)「S316」はスライド式。青いバックライトや有機ELディスプレイがサイバーな雰囲気を出している

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月12日 更新
  1. 楽天の三木谷氏がStarlinkに言及――「正直に言って……」 AST SpaceMobileは過疎地域や海上で効果発揮か (2026年08月10日)
  2. 新幹線「独りぼっち席」が話題――「2000円追加で“隣が空席”」との声、なぜ導入? (2026年08月11日)
  3. LINEの「ミュートメッセージ」有料化へ 相手のスマホを鳴らさずに送れる便利機能 (2026年08月10日)
  4. 【ワークマン】1900円の「アーバンマルチストレージショルダー」 大きく開く小分けポケット搭載 (2026年08月10日)
  5. “デカすぎるハンディファン”と話題を集める「ゴリラの扇風機」を試す 羽根が大きいと風が強くて静か (2026年08月11日)
  6. 楽天モバイルの「営業損失」と「解約率」は改善を継続――楽天グループが2026年度第2四半期決算を発表 (2026年08月10日)
  7. KDDIからの独り立ちを目指す楽天モバイル、ローミング交渉の現在地――両社の考えを整理 (2026年08月10日)
  8. ハイエンドスマホ「arrows Alpha」、IIJで半額以下の3万円台に 11月4日21時59分まで【スマホお得情報】 (2026年08月10日)
  9. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  10. 米国外初の「Google Store 表参道」13日14時開店 限定ノベルティー配布 (2026年08月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー