レビュー
» 2006年02月13日 16時57分 公開

「au Music Player」は「iPod」代わりに使えるか?W41Sレビュー第2回(2/3 ページ)

[園部修,ITmedia]

楽曲の再生はプレイリストの活用がポイント

 楽曲データを再生するには、プレイリストを活用するのが便利だ。アーティスト名やアルバム名から楽曲を絞り込んで再生する機能はあるが、それ以外は基本的に全曲再生となるので、好きな曲だけを集めたプレイリストを複数用意しておくのがいい。

 プレイリストは端末上で簡単に作れるほか、au Music Port上でも作成できる。ただ、独自の形式になっており、m3u形式のプレイリストには非対応だ。au Music Portでなら、個別に楽曲を指定しなくても、ジャンルや文字列で検索してリストを作る「ダイナミックプレイリスト」機能があるので活用したい。1つのプレイリストには、最大30曲が登録でき、着うた、着うたフル、CDから取り込んだ曲はプレイリスト内に混在可能だ。作成したプレイリストには20文字までのタイトルと64文字までの作成者名、作成日が入力しておける。なお本体のデータフォルダに300Kバイト以上空きがない場合や、2000件のデータが保存されている場合は新しいプレイリストは作成できなくなる。

 自分で作ったプレイリストはメールに添付してほかのユーザーとやりとりできる。例えば友達のプレイリストをもらい、その中に自分が持っていない曲や気になる曲があれば、すぐにダウンロードサイトで購入できる仕組みも用意している。

Photo 「ライブラリ」メニューから「プレイリスト」を選ぶと、再生回数が多い順に20曲をリストアップする「トップ20」、ユーザーが設定した評価(レーティング)が5つ星のものだけを集めた「トップレート」、最近聞いた20曲が表示される「最近聞いた曲」がまず表示される。ユーザー自身が作成したプレイリストや、メールで受信したプレイリストなどはその下に並ぶ

「ながら再生」が可能な「BGM再生」を搭載

 au Music Playerを起動し、音楽の再生を開始した後、終話キーを押すと「BGM再生」するかプレーヤーを終了するかが選べる。BGM再生を選べば、音楽を再生したまま待受画面に戻り、メールの読み書きやEZwebへのアクセス、EZナビウォークやPCサイトビューアーの利用などが可能だ。

 ただし、EZwebなどで音が再生されるページを表示した場合は再生を休止する。BGM再生中にEZ FMを起動すると再生は止まり、EZ FMを終了しても再開しない。「オートOFF」や「オートパワーオフ」機能を設定していると、再生よりもそちらが優先される事も覚えておきたい。またカメラを起動した場合も再生は終了する。

 再生時の音質をカスタマイズする機能は、W41Sの場合「イコライザ設定」と「Bass設定」「サラウンド設定」がある。イコライザは標準設定の「Normal」のほか、「Pops」「Rock」「HipHop」「Jazz」の4つから選べる仕様だ。Bass設定では「OFF」「ON1」「ON2」という選択肢があり、ON2のほうがON1よりもさらに低音が強調される。サラウンドはオンとオフのどちらかが選べ、オンにすると音に広がりが出る。一方、W41CAでは「イヤホン効果」として「Normal」「Rock」「Pops」「Classic」「Club」「Stadium」「Hall」、「スピーカー効果」として「Normal」と「Stereo Wide」という設定ができるだけだった。このあたりは端末メーカー間で多少違いがあるようだ。

Photo 再生時の音質をカスタマイズできる、イコライザやサラウンドに関する設定は、端末によって異なる。W41Sには「イコライザ設定」「Bass設定」「サラウンド設定」があるが、W41CAでは「イヤホン効果」と「スピーカー効果」となっており、変更できる項目にも違いがある

曲を通じたコミュニケーションができる「うたとも」

 「うたとも」は、au Music Playerならではの機能としてKDDIが力を入れている機能だ。au Music Playerでの楽曲の再生履歴を元に、毎回お薦めの曲を3曲表示してくれるほか、他のユーザーの再生履歴などを統計処理し、「一緒に聴かれている曲」を紹介する。ここで曲を選択すると、「着うた」や「着うたフル」、CDなどの購入サイトへ誘導する仕組みだ。ユーザーが曲を再生した回数のランキングや、GPS情報を用いた、今いる場所の近くでよく聴かれている曲のランキング、特定の場所での再生回数ランキングなど、一風変わった情報も提供している。

 月額利用料金315円を払って有料会員になると、au Music Playerユーザー同士のコミュニケーション機能が利用可能になる。プロフィールやオリジナルのプレイリストを公開し、自分がよく聴く曲や、最近聴いた曲を表示できるほか、楽曲のレビューを掲載できる。他のユーザーは、自由にそれを閲覧できる仕組みだ。掲示板や、特定のユーザーのページをブックマークしておくお気に入り登録機能などもある。「うたとも」を活用すると、同じ楽曲やアーティストが好きな人がお薦めしている、自分の知らない曲と出会えたりするわけだ。

Photo au Music Playerを起動し「『うたとも』する」を選ぶとうたとものページにアクセスできる。お薦めの曲を表示したり、ユーザー同士の情報交換を促すことで楽曲に触れる機会を増やし、口コミのような効果をもたらす

 ここまで触れてきた音楽に関する機能のほか、データフォルダ内の画像でアルバムが作れる「フォトアルバム」機能なども用意されている。フォトアルバムには最大90枚の画像が登録でき、音楽を再生しながらスライドショー表示が可能だ。写真と音楽を組み合わせた自分だけの作品作りなども楽しめる。

 また、テレビやラジオ、有線放送などで流れている楽曲や、店舗内でかかっている音楽を10秒程度携帯に聴かせ、曲名などを調べられる「聴かせて検索」機能も統合されている。こちらは月額利用料金210円のサービスだ。すでにEZアプリで提供されている機能に加え、検索結果をメールで送ったり、詳細情報ページにアクセスできる機能が用意されている。

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