結果発表:携帯メーカーにどんなイメージを持っている?(ドコモ編)+D Voice(3/3 ページ)

» 2006年04月07日 03時21分 公開
[杉浦正武,ITmedia]
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ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ

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 ソニー・エリクソンは、強みがはっきりしている。「デザイン」の項目が、平均を大きく上回ってトップを獲得しているのだ。また「先進的」という評価も得ており、この2項目で6メーカー中トップをとっている。

 デザインについては、ほめたたえる声が多い。「斬新なデザインはかなり評価できる」「とにかく、デザインが斬新で持っているだけでおしゃれ」。もちろん「奇抜なデザインは目を引くが、携帯界の隙間産業的」とやゆするユーザーもいるが、全体としてはプラスの評価のようだ。「あまり色んなユーザーに使ってもらいたくなさそうなところが好きです。マニアックな感じがたまりません(笑)」

 一方で、信頼感の項目ではいま1つの評価だった。理由としては、どこか「良いがすぐ壊れるイメージが強い」のだという。「壊れやすそうでいやだ」「故障が多い。ソニータイマーが本当にあると思わせるくらい」

 また、メモリースティックを採用しているのが引っかかるユーザーも多いようだ。ソニーとしてメモリースティックは捨てられないのだろうが「miniSDじゃないのがだめ」とバッサリ斬って捨てられるケースが多かった。「ソニエリ端末は(中略)高級感があり、子供っぽい感じがしない。端末の大きさがコンパクトであることも高評価できる。難点は、外部メモリがメモリースティックである点」

 もう1つ目立ったのは、特徴的な機能であるジョグダイヤルを再び搭載してほしいと望むユーザーが多かったこと。「ジョグダイヤルがとてもラクで好きでした」「やっぱりストレートのジョグダイヤル機は使い勝手が抜群だった」「ジョグの会社。ジョグしかない、ほかに何があるの?」

富士通

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 富士通は、かなり厳しい結果が出た。各項目で平均を下回っており、特に「デザイン」の項目が6メーカー中最下位を記録している。

 富士通の特徴として、らくらくホンを開発していることは広く認知されている。「らくらくホンは他の追随を許さないと思う」と評価する声がある一方で、「らくらくホンでかなり安定した売り上げをだしている反面、一般ユーザーへの商品はいまいち」と手厳しい意見も見られた。「シニア層(での人気)を確立できていることから、若年層への拡大も図ってほしい」

 機能面では、必ずしも「技術力がない」とは思われていない。むしろ逆で、多機能だという意見が多い。「いろんな機能を詰め込みました的な感じの富士通。指紋センサーを搭載してたり、開閉ロック、強固なメールロックなど、セキュリティー面では一歩先を行っていると思う」

 やはり、多機能といってもそれが“売れる端末”に仕上がっているかどうか、というところが問題のようだ。「メジャーになりきれない。結構使いやすいし、目新しい機能も積んでくるのに」「セキュリティに強い、でも買おうとは思わない」。動作が重いという声や、デザインがダサい、野暮ったい、と嘆く声も多く、こうした分野でイメージを改善することも必要かもしれない。

 「セキュリティ機能ばかり特化しすぎ。それほどの意味があるのかわからない。それよりももっと発展させるべき面がある」

総合順位発表

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 以上、ドコモ6メーカーに対するイメージをまとめると、上図のとおり。総合トップはシャープで、2位がソニー・エリクソンという結果になった。全体として見ると、過去に特定のメーカーの端末を使ったことがある場合、ユーザーはそのメーカーを高評価する傾向が見られた。

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