韓Samsungは5月8日、厚さ6.9ミリという超スリムな携帯電話“ウルトラスリムフォン”こと「SGH-X820」を発表した。同社によると6.9ミリという厚さは「世界でもっとも薄い」携帯電話だという。
日本ではボーダフォン向けに厚さ14.9ミリの折りたたみ型端末「804SS」を供給しているが、これの半分以下の厚さということになる。ちなみに薄型のストレート端末として人気を博したauの「INFOBAR」は厚さ11ミリ、ドコモの薄型ストレート端末「D702i」は厚さが16.7ミリある。
SGH-X820はシンプルで高級感のあるストレート型の薄型ボディに、動画撮影も可能な2メガピクセルカメラ、MP3再生機能、Bluetooth、ファイルビューア、テレビ出力といった最新の機能を詰め込んでいる。Samsungによると同端末は「スリムなデザイン(Slim)と、強い耐久性(Strength)、先端機能(Powerful)の3拍子がそろった新概念を持つ製品」で、今後も同様のコンセプトの携帯電話をUltra Slimシリーズとして継続して発表していくという。
同端末は今月10日から13日までロシアの首都モスクワで開催される情報通信関連の展示会「Sviaz ExpoComm 2006」に展示される予定だ。また今月中にはロシアを始めとした欧州市場で販売が開始されるほか、6月には中国市場にも投入予定だ。
Samsungはこれまでに、厚さ9.8ミリの「世界最薄W-CDMA携帯」(Samsung)である「SGH-Z150」、同13.8ミリの「世界でもっとも薄いスライド型携帯」(Samsung)である「SKIN」こと「SCH-V890(SK Telecom)/SPH-V8900(KTF)」など、スリムな携帯電話を数多くリリースしている。
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