「705SH SLIMIA」のステンレスキーをよく見るとMobile Weekly Top10

» 2006年07月20日 23時33分 公開
[後藤祥子,ITmedia]


 今週はワイヤレスジャパンウィーク(特集記事参照)。各キャリアの新端末を触って試せるとあって、会場は来場者の熱気に包まれている。シャープブースは発売を間近に控えた「W-ZERO3[es]」「SH702iS」などの新端末を展示。熱心に機能を試す来場者の姿が見られた。

 ブース内には、ボーダフォン端末の販売ランキングで、「905SH」(AQUOSケータイ)激しいトップ争いを続けている「705SH SLIMIA」も展示された。この端末の大きな特徴は、日本では珍しい出っ張りのないステンレス製のダイヤルキーを搭載した点。「大きなインパクトを与えるには、劇的に端末を薄くする必要があり、705SHではそれをコンセプトに据えた。シート状のステンレスキーを使ったことで、数ミリは薄くできた」と話すのは、シャープ通信システム事業本部で商品企画を担当する吉高泰浩氏だ。

 日本で採用例がなかったため、市場に受け入れられるかが不安だったと話すが、販売ランキングを見る限りそれは杞憂だったようだ。

 苦労した点は、キーを押したときの固さとクリック感のバランス調整、そして文字の型抜きだったという。特に文字の型抜きは、1枚の板状になっているダイヤルキーを採用したことによるもので、難しかったと振り返る。「6や0、8などの文字をそのまま型抜きすると穴が開いてしまう。切り絵のように、文字のどこかを地の部分とつなげておく必要があった」(吉高氏)。また、海外向け端末なら数字とアルファベットで済むが、日本の端末にはひらがなや漢字が入るため、困難を極めたという。

Photo 705SH SLIMIAのダイヤルキー。ひらがなや漢字がある分、難しい
Photo 705SHにそっくりな海外向け端末770SH

 日本の携帯にこのタイプのキーがなかなかお目見えしなかったのは、これが理由だった──ということはないだろうが、刻まれたキーの端々には苦労のあとが垣間見られる。

Photo 小さい文字や記号、漢字などに苦労の跡が垣間見える。ステンレスがめくれて手に刺さったりしないよう、最新の注意を払って設計しているという
Photo 極薄ボディとシート状のダイヤルキーが特徴の「M702iS」(モトローラ製)も、地の部分と文字のラインの一部がつながっている

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