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» 2006年08月30日 15時59分 公開

荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:“けっこういい感じ”なしっかりした絵を出力──「SO902iWP+」 (1/3)

IPX7相当の防水性能を持つドコモの「SO902iWP+」。「130万画素CMOSセンサーで、パンフォーカス」と、一見するとひと昔前の仕様に思えるカメラ機能だが、実力・使い勝手はどうか。晴天下、室内、そして防水ケータイならではの雨天下などにおいて、その写り具合をチェックした。

[荻窪圭,ITmedia]
photo SO902iWP+。プロテクターも付属する。ベルトなどに付けることができるフックもあり、アウトドアへ持ち出す場合はこれを装着していると安心

 SO902iのストレート型を継承し、さらに防水機能を付加した端末が「SO902iWP+」だ。

 カメラ性能は、SO902iが300万画素AFというハイスペックなカメラを搭載していたのに対し、SO902iWP+は130万画素のパンフォーカスと、今となってはエントリーモデルクラスのスペックになった。

 「130万画素CMOSセンサー(出力画像は120万画素相当なので、1.2Mモードとなる)でパンフォーカス」。これだけ聞くと、SO902iの300万画素AFと比べて画素数も半分以下であり、一昔前のスペックに思えるのだが、一般的なデジカメの代わりに使おうとか、大きくプリントしようなどと思わなければ実のところ130万画素あれば十分なのだ。

 今までの130万画素カメラを搭載するエントリーモデルの画質がいまいちだったのは、画素数によるものではなく発色が悪い、ダイナミックレンジが狭くすぐ白飛びする、ホワイトバランスがおかしい、ディテールの偽色が多い、暗いとすぐ破綻するなど、画質全般で劣るものが多かったからだ。

 逆にいえば、130万画素であってもしっかりした絵を出力してくれるなら問題はない。結果から述べると、SO902iWP+の130万画素CMOSセンサーはけっこういい感じだった。論より証拠。作例を見ていこう。


 いつもの黄色い象のすべり台。撮影日は晴天だった。黄色もきれいに出てるし、青空も緑もしっかり色が出ている。130万画素なのでディテールはやや粗いが、許せる程度だ。

photo 黄色い象のすべり台

 続いてあずまや。「風景モード」より「標準」のままの方が露出も色もいい感じだったのはご愛嬌。緑色も空色もしっかり出ているし、松葉の解像感も不自然さがない。画素数が少なくても、このようなごちゃっとしたシーンに不自然さが出なければ違和感のない写真になるわけである。

photophoto あずまや:標準(左)、風景モード(右)

 次は青空をメインにした構図。こちらは空やひまわりの葉を見ると分かるように、「風景モード」の方がいい感じで色が出ている。上空が黒いのは、不安定な天候でついさっきまで雨を降らせていた雲が残っていたからだ。中央に見える煙突がもっと白く、葉っぱももう少し鮮やかに出て欲しかったとも思うが、誰が見ても「青空」とわかる絵にはなってる。

photophoto 青空:標準(左)、風景モード(右)
photo マクロモードで撮ったひまわり

 ひまわりの黄、空の青。これはかなり気持ちのよい色を出してくれたマクロモードで撮った作例。ただしピントの合う距離が思ったより狭く、ぼけてしまった。でも色がきれいだったので採用する。

 さらに屋外での作例をいくつか見ておこう。

photophoto 雨天時に撮影。防水仕様なので雨くらいなら構わず撮れますよという例(左)、曇天下でのひまわり。曇天下でもがんばって色やコントラストを出してくれたため、そこそこ見られる絵になる(右)
photophoto こちらも曇天下のボートがずらっと並んだ井の頭恩賜公園の井の頭池。個々の色はしっかり出ているし、露出も悪くない(左)、果物屋の軒先(右)

 SO902iWP+は、130万画素モードでも3.6倍までのデジタルズームをかけることができる。もちろんディテールの画質は大きく落ちるが、意外に使えそうだ。

photophoto 標準(左)、3.6倍デジタルズーム使用時(右)

 マクロ時の撮影距離は10センチ前後。けっこう寄れるが、その分マクロでも標準でもピントの合わない範囲がある。

photo マクロモードで撮影
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