“けっこういい感じ”なしっかりした絵を出力──「SO902iWP+」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2006年08月30日 15時59分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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カメラとしての使い勝手はSO902iに準じている

photo 水没中のSO902iWP+。水中での撮影はできない(ということになってる)

 カメラ機能そのものの使い勝手はSO902iを継承している。つまり、撮るときは端末を横向きに持ち、一般的なデジカメのようなスタイルで行う。320×240ピクセルの待受サイズでも、1280×960ピクセルの1.2Mモードでも同じように横位置だ。

 正面の[決定]キーは常に「再生モード」へのボタンとなっている。縦位置で構えた場合にはつい決定キーを押してしまいがちで、少しとまどった。これには注意したい。

 シャッターは側面(撮影時は上面になる)の[シャッター]ボタンを押す。付属のプロテクターを付けているとちょっと押しづらくなるのは少し残念なところ。ただし本機はストレート型のため、横位置で持ってもダイヤルキーがフルに使える。

 [メール]キーで機能メニューが表示され、3つのタブを駆使しながら細かく機能を設定できる。慣れてしまえばかなり使いやすい。というか、ストレート型の方が常時ダイヤルキーを使える分、カメラ機能に関して使いこなしやすいといえるかもしれない。


photo 撮影時はこのように横にして使う。一番下の行に簡単な操作ガイドを表示させると、その分構図をちょっと妨げてしまうのは残念なところ。[iモード]キーで画面表示内容を変えられ、全画面表示もできる
photo カメラは裏面にある。パンフォーカスなのでマクロ切り替えスイッチも備わる
photo 側面(撮影時の上面)に小さなシャッターボタンがある。カメラ起動時は、[マナー]/[メモ]キーがデジタルズームキーとして機能する

 本機のディスプレイは1.9インチと小さいが、解像度はQVGAだ。表示が締まっており、屋外でも見やすい。これはなかなかよい。

photo 再生画面。写真は横位置で撮るので表示時はこうなるが、横位置に回転させた表示も可能。ただし再生に時間がかかるのが残念
photo 記録メディアはメモリースティックDuo。最下部にスロットがある

 動作も比較的きびきびとしており、起動時間は約3秒。メモリースティックDuoに保存する場合にかかる時間は、QVGAサイズで2.5秒、1.2Mサイズで5秒ほど。ただし、再生時はなぜか遅い。画像の展開に特に時間がかかるのだ。1.2Mサイズの画像を開くのに約12秒もかかった。

photo メールキーを押すとこの機能メニューが表示される。撮影・調整・設定の3項目がある
photo 「調整」メニュー。撮影時の画像調整関連の機能を設定できる

photo メニューから項目を選ぶとこのようにサブメニューが表示される。これはホワイトバランスを設定するサブメニュー
photo 保存先/撮影画質などはこの「設定」メニューから選ぶ

photo 横位置での撮影時に十字キーを下に(つまり、左キー)を押すと、シーンメニューが表示される。内容はソニー製デジカメのサイバーショットシリーズとほぼ同じだが、ISO2500まで上がる「暗闇モード」がユニークだ

 というわけでSO902iWP+のカメラ機能は、ストレート型/防水仕様ならではの機動力があり、なにより色もしっかり出る。カタログ上のスペックが低いからといってバカにしたものではないのであった。ほかの130万画素クラスのカメラを搭載するケータイも、このくらいのクオリティで撮れればよいのにと思うほどである。

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