手ブレ軽減機能を新たに搭載、もちろん“カシオらしさ”も継承──「W43CA」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2006年10月11日 00時50分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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豊富な撮影機能は従来の「CA」端末を継承

 では機能や使い勝手を確認してみよう。

 スタイルこそ変わったが、機能面としては概ねW41CAやG'zOne W42CAを継承。そのほかに「手ブレ軽減モード」を追加したのがW43CAのカメラ機能と思っていい。

 カメラの起動はメニューから、あるいは側面のシャッターボタンの長押しで行える。撮影モードは、W41CAの場合は“PCモード”と“ケータイモード”があり、それぞれに画像サイズ設定が用意されていたが、G'zOne W42CAから両者が統一され、合計7モードになった。とはいえ、ワイド壁紙(240×400ピクセル)とワイド(1600×960ピクセル)が加わった7つである。なお、従来ケータイモード設定の中にあった“連写”や“カップリングショット”などの特殊撮影機能は「撮影モード」へ移行した。

 ワイド壁紙以下の解像度となる写真は縦位置で、VGA解像度以上は横位置で画像が保存されるのも従来と同じ。ただし基本撮影スタイルが縦位置になったことを考えると、全部縦位置保存となってもいいような気がしないでもない。

 撮影機能の豊富さは従来機種と同じく、“カシオらしい”といえる部分だ。注目は“ベストショット”と“ビジネスショット”機能。ベストショットはいわゆる「シーンモード」の拡張版で、計9種類用意されている。同じ被写体で撮り比べてみると写りに違いが出る。

photophoto オート(左)、トワイライトモード(右)
photophoto オート(左)、夜景モード(右)

 “トワイライト”モードにすると全体に紫っぽい色に、“夜景”モードにするとスローシャッターになり、ノイズの少ない、きれいな絵になったのが分かるだろうか。

 ビジネスショットは、名刺や書類といった四角いものを撮ると自動的にその輪郭を抽出し、あたかも真上/真正面から撮ったかのように補正して保存してくれる機能だ。

photophoto ビジネスショット。このように撮影したもの(左)が自動的に補正され、このように記録される(右)

 この機能は日常でもけっこう便利に使える。名刺や時刻表などはもちろん、地図やお店のカードなどを撮す際もこのモードで撮影しておくと、効率よく、きれいな写真メモとして残せる。

 さらにW43CAで新たに搭載されたのが「手ブレ軽減モード」だ。同社製コンパクトデジカメ「EXILIM」シリーズにも搭載されるこの機能は、シャッタースピードが遅くなる場合に積極的に増感し、高速にシャッターを切ることで手ブレや被写体ブレを防ぐ仕組みとなる。ブレを検知して物理的にレンズを動かし補正するといったものではなく、“高感度モード”的に使えるものと考えていいだろう。

 具体的にはこのようになる。

photophoto 通常 1/25秒(左)、手ブレ軽減モード 1/100秒(右)
photophoto 通常 1/10秒(左)、手ブレ軽減モード 1/30秒(右)

 増感されることで画質は少し落ちるようだが、シャッタースピードが速くなるのでブレにくくなる。画質が落ちるとはいえ、VGA解像度くらいで撮るならばあまり気にならない。

ベスト4、悪くてもベスト8には入るであろう、安心して使える高機能なカメラ機能

 さて、このように撮影機能が多いといちいち設定するのも面倒なことがある。しかし、W43CAではショートカット設定が充実しているため、慣れればほとんど気にならなくなる。ダイヤルキーの[0]を押すとガイドが表示されるので、よく使うものは覚えてしまいたい。

 なお、ブレ軽減は[6]、AFロックは[EZ]キー、AF解除(パンフォーカスになる。風景を撮るときや、ある程度の距離がある被写体でAF合焦の時間がもったいない場合などに使える)は[メール]キーなどのショートカットが設定されている。もちろんフルオートで撮っても十分満足のいく写りだが、豊富なAF機能や手ブレ軽減モードなどを駆使することで、さらに遊べるカメラとなる。

photophotophoto [0]押下で表示されるショートカットガイド(左)。“ベストショット”メニューから、人物/風景/夜景/人物+風景/トワイライト/食べ物/文字/スポーツ/パーティーといったシーン別メニューが選べる(中)。“撮影補助選択”メニューから、手ブレ軽減モードのほか、撮影補助ライト、ホワイトバランス、オートフォーカスの設定などが行える

 記録メディアはG'zOne W42CAから採用したmicroSDカード。記録時間は1600×1200ピクセル/ファインで約7.5秒。VGA解像度だと約4秒。ケータイとしてはそこそこ速い方だ。microSDカードはすごく小さく、なくしやすいことと、それまで活用していたminiSDカードが使えなくなるのは注意が必要。しかし今回の2006年秋冬モデルからmicroSD採用機種がかなり増え、今後はこれが主流になっていくだろうから、これを機にmicroSDに切り替えてしまうのもよいだろう(アダプタにより、miniSD/SDとしても使用できる)。ちなみに512MバイトmicroSDカードは、最安値で2330円前後から、1Gバイトモデルは最安値で4660円前後から販売されている(ノーブランド/ITmedia +D Shopping調べ/2006年10月初旬現在)。

photophoto 外部メディアはmicroSDカードを採用。スロット上にある充電端子と比べても分かるように非常に小さい。アダプタでminiSDやSDカードとしても使える(左)。W43CAは丸みを帯びたデザインであるため大きく思えてしまうかもしれない。しかし実際にはちょっと縦に長いが、W41CAより小さいくらいである(右)

 今回チェックしたW43CAのカメラ機能は、実のところ「手ブレ軽減モード」以外はW41CA/G'zOne W42CAとあまり変わらないというか、逆に今まで通りで安心という印象を持った。カメラ付きケータイの性能としてはこのくらいが丁度いい。

 あえてもう少し望むならば、もっと青空の青をきれいに出してほしい(“風景モード”にすると多少はよくなるが)、記録時間やAF合焦時間/性能をより向上させてほしいといったところか。昨今のケータイは以前ほどカメラ機能が前面に出なくなっている傾向とはいえ、本機はベスト4、悪くてもベスト8には入るであろう、安心して使えるカメラ機能を持っている。

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