携帯電話の多機能化と汎用OSの搭載にともない、操作レスポンスを気にする人が多くなった。「M702iS」「M702iG」でもこの点は変わらず、“もっさり感”はどうなのかという質問が寄せられた。
両端末とも画面の切り替わりはスムーズで、基本操作は軽快だ。キーリピートはあまり早くないため、“押しっぱなし”でのスクロールは遅く感じるものの、メールなどは上下キーの設定で、半ページまたは1ページ単位でのスクロールが行える。使いこなし次第という印象はあるが、キー操作に対する画面の追従に関しては、リアルタイムOSを搭載していたシャープのFOMA端末「SH901iS」に近い印象を受けた。“もっさり”してはいないだろう。
有料の留守番電話サービスではなく、本体機能としての留守番電話機能があるかという質問が寄せられた。
M702iS、M702iGともに伝言メモ機能があり、着信から伝言録音モードに切り替わるまでの応答時間、1件あたりの録音秒数(最大60秒)の設定が可能だ。
留守録機能はマナーモードとは連動せず、個別にオン/オフする必要がある点に注意したい。伝言メモへのアクセスは「メインメニュー」→「アクセサリ」→「伝言メモ」となる。ショートカットはないものの、伝言メモが録音された場合は、待受画面に「伝言メモあり」と表示され、すぐに再生が可能だ。
端末の開閉と通話の開始/切断が連動するかという質問が寄せられた。端末を開くと通話できるようにする機能はオン/オフの設定が可能で、閉じれば自動で通話を切断できる。なお、Bluetoothによるハンズフリー通話中は、端末を閉じても切断されない。
インジケータはM702iSが背面、M702iGがダイヤルキーの下にあり、着信時、充電時などに点灯するが、不在着信後、メール着信後に継続して点灯、点滅して知らせる機能はない。M702iGのインジケータはバー状で大きく目立つだけに残念だ。
時計が表示されるのは待受画面のみ。例えばiモード中、メール閲覧中などに時間を確認したければ、一度折りたたんで背面ディスプレイを確認することになる。
内蔵メモリの容量は約60Mバイトと表示されていた。なお、60Mバイトのメモリをメロディやiモーション、マイピクチャなどで共用するのか、それぞれに割り当て容量があるのかなどについては、現時点では分からなかった。
ソフトバンクモバイルのUSIMカードを挿入すると、FOMAカードとして認識できないと表示され、通話および通信は行えなかった。
側面キーで、着信音やバイブレータ動作のパターンを切り替えられる。着信時に左側面にあるキーを操作すれば、着信音をミュートにすることも可能だ。閉じた状態でスマートキーを長押しすれば、側面キーをロックできるものの、ディスプレイ開閉操作でロックは解除されてしまう。
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