ユーザーインタフェースは、最近のカシオ製端末に共通した「Heart Craft」コンセプトを踏襲しており、その一環としてW41CAで人気となった“アデリーペンギン”の壁紙が復活。待ち受け画面では端末を開くたびにさまざまな動きのペンギンが登場する。これらは時間帯、季節、時刻などによっても動きが変わり、メニュー画面でもそれぞれの機能に応じたユーモラスな動きを見せてくれる。種類は「W41CAの1.5倍(60種)」(説明員)とのことで、より楽しめる端末に仕上がっている。同時に、「A5512CA」やW43CAに入っていた“顔いろいろ”も選べ、人気のコンテンツ2つを楽しめる贅沢な内容となっている。
連続視聴5時間30分というカシオ製端末初となるワンセグ機能は、日立製作所製ワンセグケータイ「W43H」のものをベースにしているという。そこに高画質のIPS液晶を生かすべく、「ヒストグラム伸張型γ補正」「彩度補正」「画面輝度対応イコライジング補正」といった各種高画質機能を持った高画質エンジンを搭載。映像に合わせて自動的に最適な視聴環境を実現する仕様になっている。
もちろん録画予約機能もしっかり搭載している。EPG(電子番組表)から番組を選ぶだけの簡単操作で、本体メモリだけでなくmicroSDにも録画が可能。また、日立製ワンセグケータイと同様、音声つきの時短再生やタイムシフト再生機能も搭載する。
カシオならではのプリインストールコンテンツのひとつが「モバイル辞典」。今回はさらに「しゃべるモバイル辞典」として、「英和辞典」「和英辞典」「英会話とっさのひとこと辞典」で、英単語や英文の発音を音声で聞くことができる。また、ゲームアプリとして「聖剣伝説−ファイナルファンタジー外伝−」を体験版として搭載。シリーズ第1作目のアクションRPGをフルカラーで完全再現している。
充実したワンセグ機能を自宅でも生かせるように、充電台はTVスタンドとして使えるデザイン。USBクレードル機能も持っており、本体を充電台に置くだけで自動的にテレビを起動するなど、多機能な充電台となっている。このほか、標準セットとしてソニー製の高音質ステレオイヤフォンやUSBケーブル、丸型イヤフォンジャック変換アダプタなどが付属する。
また、2007年春モデルと同時に発表された新サービス「LISMO Music Search」「auケータイクーポン」への対応や、「オープンアプリプレーヤー」の搭載、「PCサイトビューアー」の機能拡張といった共通の仕様にもすべて対応している。
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