ついにau向けにも登場したシャープ製のワンセグ対応端末“アクオスケータイ”「W51SH」。アクオスケータイはこれまで、ソフトバンクモバイル向けの「905SH」と「911SH」、NTTドコモ向けの「SH903iTV」が販売されており、W51SHで4機種目となる。
W51SHについて、これまでのアクオスケータイとの違いについての質問が多く寄せられた。今回は各モデルのスペックや比較写真から、その違いをまとめてみよう。
| 機種名 | W51SH | SH903iTV | 911SH | 905SH |
|---|---|---|---|---|
| キャリア | au | NTTドコモ | ソフトバンクモバイル | ソフトバンクモバイル |
| サイズ(幅×高さ×厚み) | 50×109×24ミリ | 50×111×25ミリ | 50×106×22ミリ | 49×105×27ミリ |
| 重さ | 約136グラム | 約143グラム | 約138グラム | 約140グラム |
| 連続通話時間 | 約290分 | 約200分 | 約180分 | 約180分 |
| 連続待受時間 | 約300時間 | 約580時間 | 約380時間 | 約360時間 |
| アウトカメラ | 有効約203万画素CMOS | 有効約200万画素CMOS | 有効約200万画素CMOS | 有効約202万画素CCD |
| インカメラ | - | 有効約11万画素CMOS | 有効約11万画素CMOS | 有効約11万画素CMOS |
| 外部メモリ | microSD(別売/最大2Gバイト) | microSD(別売/最大2Gバイト) | microSD(別売/最大1Gバイト) | miniSD(別売) |
| メインディスプレイ | 3インチモバイルASV液晶(240×400ピクセル) | 3インチモバイルASV液晶(240×400ピクセル) | 3インチモバイルASV液晶(240×400ピクセル) | 2.6インチモバイルASV液晶(240×400ピクセル) |
| サブディスプレイ | 0.7インチモノクロ液晶(72×26ピクセル) | 0.8インチ1色有機EL(96×39ピクセル) | 2行全角6文字表示モノクロ液晶(72×26ピクセル) | 1行全角6文字表示モノクロ液晶(72×12ピクセル) |
| ワンセグ連続視聴時間 | 約4時間40分 | 約5時間20分 | 約5時間 | 約4時間 |
第1世代の905SHを除くと、サイズはドコモ向けのSH903iTVが一番大きくて重い。“2nd Model”ことソフトバンク向け911SHはもっともコンパクトでスリムなアクオスケータイだ。au向けのW51SHはその中間くらいの大きさで、もっとも軽いモデルとなっている。連続通話時間は約290分と一番長いが、連続待受時間は約300時間とやや短い。ワンセグの最大連続視聴時間は約4時間40分で、他キャリア向けのように5時間台には届かなかった。
ディスプレイは、現行のアクオスケータイはすべて3インチのワイドQVGA(240×400ピクセル)モバイルASV液晶で、サブディスプレイも時刻など基本的な情報を確認する小さめのモノクロ液晶を搭載する点は一緒だ。
W51SHが他モデルと大きく違う点は、インカメラの有無。W51SHはCDMA2000 1x EV-DO Rev.A非対応で、テレビ電話が利用できないためか、インカメラが用意されていない。また、FeliCaチップを搭載していないため、おサイフケータイ機能が使えないという面もある。逆にW51SHのみの機能としては、GPS機能やデジタル・FMラジオの受信などが挙げられる。
テレビをすぐに起動できるテレビボタンや、ワンセグ番組の予約録画などは共通の機能だ。

左から「W51SH」「SH903iTV」「911SH」「905SH」。背面パネルにメタリックパーツによるアクセントを施すのが、アクオスケータイの特徴だが、W51SHはカーブを描くカットも加わり、より違いのある趣になっている。特に操作せずとも、サブディスプレイで時刻などが確認できるのはうれしい
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