写真で解説する「W52CA」(1/2 ページ)

» 2007年05月23日 13時36分 公開
[青山祐介,ITmedia]

 今回発表されたauの2007年夏モデル展示会場の中で、EXILIMケータイウォークマンケータイと並び、バスルームをイメージしたブースがひときわ注目を浴びていた「ウォータープルーフワンセグ」の2台。そのうちの1台がカシオ計算機製の「W52CA」だ。バスルームをイメージしたブースに置かれていることからも分かるように、au端末ではもはや当たり前となりつつあるワンセグ機能を、さらにバスルームやキッチンといった水回りでも楽しんでもらうというコンセプトで開発された。

PhotoPhoto カシオ計算機の「W52CA」と三洋電機の「W52SA」は、ウォータープルーフ・ワンセグケータイというコンセプトで開発された端末。バスルームをイメージしたブースに展示された

 カラーバリエーションはコライユグリーン、プラージュホワイト、パルミエブラウンと、女性ユーザーを意識した色合いを展開。W41CAの頃から一貫した柔らかいエレメントを継承し、これまで“防水端末”といえばカシオ計算機の代表作である「G’zOne」シリーズのような“男向け”だったものを、女性のニーズにうまくマッチングさせたコンセプトが新鮮だ。

PhotoPhotoPhoto ボディカラーは左からパルミエブラウン、コライユグリーン、プラージュホワイトの3色
PhotoPhotoPhoto キーの書体は3色のボディカラーでそれぞれ異なる。またこの書体は背面の文字にも反映されている。ワンセグのアンテナは防水性を考慮してあえて格納しない、短縮型1段式のショートローディングタイプ。ボディカラーに合わせて色が異なる
Photo 207万画素のAF機能付きCMOSカメラを搭載。このカメラを使った機能として、「テキストリーダー」と「モバイルルーペ」が追加されている

 ボディはダイヤルキー側が厚く、ディスプレイ側が薄い上、“防水”というイメージがあるため大柄に見えるが、外形寸法は約49(幅)×104(高さ)×21(厚さ)ミリ(最厚部約25ミリ)と、数値上は「W51CA」比で幅、高さ、最薄部ともそれぞれ1ミリずつ小さくなっている。おそらくこれは、W51CAが比較的丸みを帯びたボディであるのに対し、W52CAのボディは角がスクエアな箱型のフォルムとなっているからだろう。

PhotoPhoto サブディスプレイの代わりに着信LEDとして機能する「WIN」の文字。消灯時はミラー処理によりキラキラ輝く。裏面はW51CAと似たような印象だ。
PhotoPhoto 本体左側面には充電コネクタとUSB端子を配置。防水端末ながらクレードルに置いて充電とUSB接続ができる。本体右側面のスイッチ類はW51CAと同じレイアウト。そこにワンセグアンテナ格納スペースを配する
PhotoPhoto 端末の上下端やヒンジ部にはなにもない

 防水機能はIPX5(内径6.3ミリのノズルを用いて、約3メートルの距離から約12.5リットル/分の水を3分以上注水する条件でいかなる方向からの水の直接噴流が当たっても電話機としての性能を保つ)およびIPX7(常温で水道水、かつ静水の水深1メートルの水槽に静かに電話機本体を沈めた状態で約30分間、水底に放置しても本体内部に浸水せず、電話機としての性能を保つ)相当となっていて、雨の中で傘を差さずに濡れた手で持って通話したり、やや弱めの水流で、常温の水道水でならボディを洗うこともできる。もちろん、バスルームやキッチンといった水周りで使っても問題ない。

 常温より温度が高いお湯では防水性能が保てないため、湯船に入れたり、水中で利用したりはできないほか、石鹸水、洗剤、入浴剤の混ざった水につけたり、ジュースや調味料などがかかるのはまずいが、普通に浴槽の縁に置いて使う、キッチンでシンクの脇に置いてワンセグを見るといったシチュエーションには十分耐えうる防水機能を持っている。

Photo ワンセグ+防水で、バスタイムがさらに楽しくなる?
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