CEATEC JAPAN 2007の東芝ブースは、大型テレビとハイビジョンレコーダーの展示でにぎわい、ライバル社同士でせめぎ合うホール9〜11のデジタルネットワークステージに構える。MPEG-4 AVC/H.264エンコーダ搭載の新ハイビジョンレコーダー「VARDIA」シリーズや液晶テレビ「REGZA」シリーズ、フルHD録画対応のHDDビデオカメラ「gigashot A」シリーズといった注目AV機器のほかに、同社製携帯の展示コーナーももちろん用意する。
ただし今年は“秋冬モデル”発表前の開催だったことで、発売済みのau、ソフトバンクモバイル、ウィルコム向けの夏モデルの展示が中心となっている。夏モデルとして発表された機種のうち、同社で唯一未発売のソフトバンクモバイル向けWindows Mobile 6搭載スマートフォン「X01T」も実際に試せるデモ機を用意。ようやく発売の見通しも立ったようだ。「お待たせしてすみません、もうすぐです」(説明員)。

同社のノートPC「Qosmio」「dynabook」シリーズのイメージキャラクターの田村正和さん、山下智久さんのリアルな等身大お人形。目つきが真剣です(左)。ソフトバンクモバイル向けの“フルコーディネート”ケータイ「fanfun. 815T」。パネルやインナーシートで自由にカスタマイズでき、ファッションブランドとのコラボパネルなども多数用意する

ソフトバンクモバイル向けの“チタンケータイ”「814T」と、au向けの“ステンレスボディのほぼ全部入り”「W54T」が丸裸に。最近の携帯は特に“薄型”が望まれるが、13〜19ミリほどの厚さのボディにこれだけの部品が絶妙に配置されていることがよく分かる
発売間近のスマートフォン「X01T」と、アジア・ヨーロッパ市場向けのX01Tベース機「PORTEGE G900」と、縦スライド+通常ダイヤルキータイプの「PORTEGE G500」。ドコモは“携帯と同じような感覚で使える”をテーマに「F1100」と「HT1100」を発売する予定だが、auあるいはソフトバンクモバイル向けにG500をベースにした機種は投入されるだろうか
ワイヤレスジャパン2007などで公開された燃料電池着脱式の携帯モックのほか、燃料電池内蔵タイプのポータブルワンセグ/メディアプレーヤーも新たに展示。1回の燃料充填でワンセグを約10時間視聴可能。同社の燃料電池機器はいずれも燃料充填は共通口のカートリッジを用いる。「カートリッジの共通規格化推進も重要な取り組みの1つ」(説明員)
ほぼ現行の形状と変わらない燃料電池着脱式の未来モック(右)、燃料電池を内蔵するクレイドル式充電器(左)など、携帯向け燃料電池試作器を展示
CEATEC JAPAN 2007:東芝ブースで「RD-X7」を見た
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