レビュー
» 2008年01月16日 22時54分 公開

写真で解説する「W54SA」(ソフトウェア編)(2/2 ページ)

[坪山博貴,ITmedia]
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 KCP+プラットフォームで本格的に導入されたマルチタスクでは、画面を分割して利用できる機能もある。例えばワンセグを視聴しながらメールやEZweb、アクセサリなどが表示可能だ。

右側面の[マルチ]キーを押すとメニュー画面が現れる。2画面表示が利用できる機能では右ソフトキーのガイドに「2画面」が現れるので、右ソフトキーを押すと分割画面でのマルチタスクになる(左)。メールは作成も閲覧も可能。フォントサイズは自由に変更でき、サブメニューもほぼ制限がない(右)
画面分割ができる機能とできない機能の例。電卓は利用できないが、タスクリストでは利用できる。電卓などグラフィック表示の機能は利用できないようだ。ちなみにPCサイトビューアーも利用できない。もちろん、画面分割はワンセグ以外との組み合わせも可能。このようにEZwebにアクセスしながら画面分割して、メール機能が使える。EZナビウォークで現在地の地図を表示しながらメモ帳の起動もできる。2画面表示は結構便利そうだ

 Bluetoothは、ハンズフリー、ステレオ音楽再生、ワイヤレスモデム、データ交換に対応。基本的にはW52Tなどの東芝端末と同じ機能で、使い勝手はほぼ変わらない。ステレオ音楽再生はLISMOミュージックプレイヤー、ワンセグなど機能単位でのサポートとなり、データフォルダからの動画再生などでは利用できない点もW52Tなどと同じだ。このあたりはauの仕様という事になるのだろう。

メニュー構成もBluetooth対応の東芝端末とほぼ同じ。筆者の私物であるソニーのBluetoothヘッドセット「DR-BT21G」は問題なく利用できた。またヘッドセットのボタンから音楽の再生が開始できた。サポートするプロファイルは「A2DP」「HFP」「DUN」「BIP」「OPP」。「FTP」はサポートしていないのでWordやExcel、PDFといったデータファイルなどは転送できないようだ。「HSP」をサポートしない点も東芝端末と共通

 アラームは、アクセサリ機能の基本として気になる人も多いだろう。最大10件の設定ができスヌーズもサポート。キッチンタイマーとストップウォッチも装備し、ストップウォッチはラップ機能付きと芸が細かい。

アラームは、“マナーモードより優先する”や繰り返し、スヌーズといった機能もサポートしており、ほぼ満足のいく仕様。ストップウォッチは100分の1秒までサポートしており、ラップカウントもできる。またUSB充電も公式にサポートしている

 一方で三洋端末として失った機能も結構多いようだ。音楽再生はLISMOプレイヤーに一本化されSDオーディオを廃止。高音質なAACコーデックで録音可能だったICレコーダー機能もなくなった。また発着信履歴からメールの送信、メールから音声発信といった三洋端末のお手芸であった強力な連携機能も、音声発着信履歴からは電話帳検索経由、メールは送受信メール履歴からの連携のみとなり、従来の三洋製端末ならではの使い勝手ではなくなった。

 今回試用したW54SAは報道陣に公開された試作機であり、製品版とは最終的な仕様が異なる。しかしKDDIは「大きな仕様の変更は予定していない」と説明しており、このまま製品化されると考えて良いだろう。

 残念に思う三洋端末のファンは多そうだ。

音声発着信履歴、メール一覧のサブメニューから直接の相互連携機能はなくなってしまった。ハードウェアや機能は非常に魅力的だが、三洋フリーク向けではなくなってしまったのはちょっと寂しい
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