日本通信、ネットインデックス、加賀電子は5月15日、3社協業でM2M(Machine to Machine)事業を推進することで合意したと発表した。端末開発をネットインデックス、営業を加賀電子、ネットワークとプラットフォーム開発を日本通信が担当し、ワンストップでのM2Mソリューションの提供を目指す。
日本の携帯市場は一般コンシューマー向けの需要が飽和しつつあり、各キャリアは法人やマシン間通信分野の需要喚起に注力し始めている。マシン間通信については、自動販売機や医療関連機器、計測機器などの機器をネットワーク化することで、遠隔地から動作監視や制御などを行えるため、メーカーやサービス事業者が通信の活用を検討。今後、MVNO関連市場には新たにM2M市場が形成されると見られ、野村総合研究所の試算によると、2015年にはその規模が1248億円に達するという。
3社はそれぞれの強みを生かし、M2M市場の拡大とシェア獲得を目指すとしている。
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