KDDI、NFC携帯開発──公的ICカードとの連携も視野に

» 2008年09月25日 15時37分 公開
[ITmedia]

 KDDIは9月25日、1台の携帯電話へ複数ブランドの非接触クレジット決済アプリケーションが搭載できることを実験により検証したと発表した。

 実験は「NFC(Near Field Communication)」機能を搭載した端末と各種サービスアプリケーションも搭載できるUIMカード(au ICカード)を使用して実施。クレジットカードの国際ブランド MasterCard Worldwide(マスターカード)が展開する「MasterCard PayPass」など、国際標準のISO/IEC14443 タイプA(MIFARE)および同タイプB(住民基本台帳カードやIC運転免許証などに採用)に準拠した国際クレジットブランドの仕様に基づく複数の非接触クレジット決済アプリケーションが端末上で動作したとする。なお、ISO/IEC14443のタイプCは国内の携帯で広く普及するFeliCa方式。

 ユーザーメリットの1つとして、UIMカードにアプリを記録することにより、UIMカードの差し替えのみで機種変更時も継続して同サービスを利用できるようになることが挙げられる。同社は住民基本台帳カードやIC運転免許証、パスポートなど、公的ICカードと携帯電話との連携の可能性も今後、探っていく考え。

 同技術は9月30日から開催する「CEATEC JAPAN 2008」(2008年9月30日〜10月4日)のKDDIブースでデモンストレーションを行う。

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