ソフトバンクモバイルは1月30日、一部店舗で試験的に運用していた販売方式「スマート一括」を、正式導入すると発表した。
スマート一括は、ソフトバンクモバイルが指定した端末で新規契約する際、2年契約を合わせて申し込むと、端末代金から1万5750円を割り引くという施策。対応料金プランはホワイトプランのみで、基本料金からの月々の割引はない。端末代金のうち3150円が3カ月後に請求されるが、月々の基本料金の支払いにクレジットカードを選ぶと、3150円を割り引く「クレジット割引」も用意する。
開始月から25カ月目で契約更新となり、申し出がない限り2年契約は自動で更新される。また、更新月以外の月に解約したり、2年契約を解除した場合には、9975円の契約解除料が発生する。
サービス開始当初のスマート一括指定端末は、パナソニック モバイルコミュニケーションズの「830P」のみ。ある都内量販店の店頭では、同端末が「スマート一括 1円」で販売されていた。
スマート一括の対応機種はパナソニック モバイルコミュニケーションズの「830P」
“スマート一括”って何?──「0円/1円」端末が席巻するケータイ売り場
商戦期が過ぎ、次の2009年春商戦が本格的に始まるまで携帯販売はいわゆる“枯れ”期に入る。2008年内に発表済みの新機種を1月の後半から発売するキャリアもあるが、ケータイショップではどのキャリアも「0円/1円」で販売する例が多く見られ、これら格安端末が順位を上げている。
第1回 なぜケータイが“高くなった”のか
2007年から2008年にかけて導入されたいわゆる「分離プラン」により、携帯電話の購入方法や料金プランが大きく変わった。そこにはどんなメリットとデメリットがあるのか、各社が導入した分離プランの仕組みの違いから、現状を改めて考えてみよう。
第2回 かなり違う、“2種類”の分離プラン
2007年から2008年にかけて順次導入されたケータイの「分離プラン」は、通信キャリアにより大きく2つの方式に分かれる。何に差があるのか、そして実際に支払う端末価格がどう変化するのかを比べてみる。
第3回 “分離プラン”端末の機種変更、いつがお得?
ケータイの「分離プラン」は、ユーザーが端末購入に至るまで、そして実際にどのくらいの期間で使うことを想定するのかという意識もかなり変えた。また、“分離プランによる年数縛り”がそろそろ終わる人もいるだろう。今回は分離プラン端末における機種変更のタイミングを考察し、その方式別に見る“お得度”を探る。
第4回 “ベーシックとバリュー”、結局何が違う?
前回は「分離プラン」と合わせて導入された分割払いにおける端末購入について触れた。今回は従来モデルに近い形で残されたNTTドコモのベーシックコースとバリューコース、KDDIのフルサポートコースとシンプルコースの違いを比較するとともに、イー・モバイルの分離プランの仕組みを考察する。
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