長文のメールに返信する場合、もとの受信メールを見ながらメールを作成したいもの。そんなときは「引用返信」を活用したい。PCメールと同じく、受信メールの本文があらかじめ本文に挿入された状態でメールを作成できる。メール作成後、(任意ではあるが)もとの引用メールは消せばいい。
引用付きのメールを作成する方法は機種によって異なり、メール設定からあらかじめ設定する、返信時にサブメニューから引用あり/なしを選ぶ、などの方法がある。
返信メールを作成後、もとの引用文を消したいときは、“クリアキーの長押し”が便利だ。文字入力画面でクリアキーを長押しすると、“カーソルの後ろにある文字”が瞬時に消える。したがって、メール作成後、自分が入力した文章の一番後ろにカーソルを置いてクリアキーを長押しすればよい。
メール本文の先頭にカーソルがある状態でクリアキーを長押しすると、すべての文章が消えてしまうので注意したい。誤って全文を消してしまった場合、サブメニューや発話キーなどから元に戻せる機種も多いので、確認しておこう。
引用せずに、もとの受信メールを見ながら返信メールを作成できるスマートな機能もある。それが「参照返信」機能だ。この機能を利用すると、メール画面が2分割され、上半分にもとの受信メール、下半分にメール作成画面が表示される。引用文を消す必要がない分、引用付きメールよりも便利だが、文字入力画面が半分になることで、1画面に表示できる変換候補の数が減るので、操作性はやや落ちる。
地下鉄の車内や地下街など圏外の場所でメールを作成した場合、圏内に移動したら自動で送信してくれる機能もある。作成したメールを保存して、圏内になったらもう1度呼び出して送信する、といった手間が省ける。対応機種はそれほど多くはないが、ドコモの富士通製端末やシャープ製端末、ソフトバンクモバイルのシャープ製端末などで利用できる。
SH-01Aや931SHは、圏外の場所でメールを作成後、そのまま「送信」を選ぶか、サブメニューから「送信予約」をすればよい。圏内の場所へ移動して無事にメールが送信されたら、その旨を示すメッセージが画面に表示される。
メールキーの長押し | 送受信履歴の利用 | クイック返信 | 引用付きメール | 参照返信 | 圏内自動送信 | |
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対応機種 | ほぼすべての現行機種 | ほぼすべての現行機種 | 一部の機種 | 一部機種 | 一部機種 | 一部機種 |
起動/設定時間 | − | − | 約0〜3分 | 約30秒 | 約15秒 | 約1分 |
料金 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
お役立ち度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
簡単操作度 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
自慢度 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
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