長文のメールに返信する場合、もとの受信メールを見ながらメールを作成したいもの。そんなときは「引用返信」を活用したい。PCメールと同じく、受信メールの本文があらかじめ本文に挿入された状態でメールを作成できる。メール作成後、(任意ではあるが)もとの引用メールは消せばいい。
引用付きのメールを作成する方法は機種によって異なり、メール設定からあらかじめ設定する、返信時にサブメニューから引用あり/なしを選ぶ、などの方法がある。



SH-01Aは、引用する場合、受信メール画面のサブメニューの「返信/転送」から「引用返信」を選ぶ(写真=左端)。W61SはEメールメニューの「送信・作成設定」→「返信メール引用」から設定する(写真=左中)。931SHはメールメニューの「メール/PCメール設定」→「一般設定」→「送信・作成全般」→「引用付き返信」から。S!メールは引用あり/SMSは引用なしという設定もできる(写真=右中、右端)返信メールを作成後、もとの引用文を消したいときは、“クリアキーの長押し”が便利だ。文字入力画面でクリアキーを長押しすると、“カーソルの後ろにある文字”が瞬時に消える。したがって、メール作成後、自分が入力した文章の一番後ろにカーソルを置いてクリアキーを長押しすればよい。
メール本文の先頭にカーソルがある状態でクリアキーを長押しすると、すべての文章が消えてしまうので注意したい。誤って全文を消してしまった場合、サブメニューや発話キーなどから元に戻せる機種も多いので、確認しておこう。
引用せずに、もとの受信メールを見ながら返信メールを作成できるスマートな機能もある。それが「参照返信」機能だ。この機能を利用すると、メール画面が2分割され、上半分にもとの受信メール、下半分にメール作成画面が表示される。引用文を消す必要がない分、引用付きメールよりも便利だが、文字入力画面が半分になることで、1画面に表示できる変換候補の数が減るので、操作性はやや落ちる。



W61Sは受信メールのサブメニューから「参照返信」を選ぶと、「参照元メール」と「送信メール作成」に分割される。参照メールをスクロールする際は、サブメニューから「参照元メール画面へ」を選ぶと、画面上下の表示が入れ替わり、下半分に参照元メールが現れてスクロールと(本文の)コピーができる。元に戻すときは「切替」を選ぶ


931SHも受信メールのサブメニューから「参照返信」を選ぶ。タッチパネルを利用して、画面上半分を触ると参照元メールの操作が、下半分を触るとメール作成の操作ができる。また、画面下部の右から2番目のアイコンを押せば、参照元メールの操作→メール作成の全画面表示→参照元メールの全画面表示に切り替わる地下鉄の車内や地下街など圏外の場所でメールを作成した場合、圏内に移動したら自動で送信してくれる機能もある。作成したメールを保存して、圏内になったらもう1度呼び出して送信する、といった手間が省ける。対応機種はそれほど多くはないが、ドコモの富士通製端末やシャープ製端末、ソフトバンクモバイルのシャープ製端末などで利用できる。
SH-01Aや931SHは、圏外の場所でメールを作成後、そのまま「送信」を選ぶか、サブメニューから「送信予約」をすればよい。圏内の場所へ移動して無事にメールが送信されたら、その旨を示すメッセージが画面に表示される。
| メールキーの長押し | 送受信履歴の利用 | クイック返信 | 引用付きメール | 参照返信 | 圏内自動送信 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 対応機種 | ほぼすべての現行機種 | ほぼすべての現行機種 | 一部の機種 | 一部機種 | 一部機種 | 一部機種 |
| 起動/設定時間 | − | − | 約0〜3分 | 約30秒 | 約15秒 | 約1分 |
| 料金 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| お役立ち度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 簡単操作度 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
| 自慢度 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
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