気になる無線LAN機能だが、上りと下りで最大54Mbpsのデータ通信に対応し、自宅や公衆の無線LANアクセスポイントに接続することで、携帯のパケット通信料を払わずにフルブラウザが利用できる。またNTTドコモが提供する「ホームU」に加入すれば、無線LAN接続でのiモードの利用や、割安な料金での通話が可能なほか、ホームUを利用しているユーザー同士の通話は無料になる。なお、ホームUを利用するには、フレッツ光やフレッツADSLといったホームU対応のブロードバンド回線が必要になる。


事前に無線LAN設定を登録する場合は、現在主流の暗号化方式をほぼ利用できる。IPアドレスを手動で設定することも可能だ。無線LANでの通話は標準プロトコルのSIPで実装されているが、動作保障されるのは「ホームU」のIP電話のみ。説明員によると、ひかり電話の子機として公式な動作保障はされないとのことだアクセスポイント機能は、WAN側にFOMAネットワークを利用し、無線LAN対応のPCや携帯ゲーム機といったクライアントをN-06A経由でインターネットに接続させることが可能。クライアントにはプライベートIPが割り当てられるなど、機能的には無線LANルーターに近いインフラストラクチャモードで動作しているが、同時接続数が1台のみに制限されている点は注意が必要だ。


アクセスポイントの設定はLifeKitにあり、少し分かりにくい。ESS-IDや利用するチャンネルが自由に設定できることはもちろん、暗号化方式としてWEPとWPA2-PSKが利用可能で、MACアドレスでのフィルタリングもできる。接続先(ISP)を定義するcidは、選択はできるものの設定はPCなどを利用する必要があるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.