東京ゲームショウ2009のNTTドコモブースでは、25作品のゲームが展示されている。その中の「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の展示コーナーでは、東京ゲームショウのドコモブースでは毎年恒例となっている、新機種と思しき“覆面端末”が使われていた。
機種が判別できないようカバーでしっかりとガードされているこの端末は昨年の横オープン型とは異なり、折りたたみ型が開いた状態で展示されていた。実際に開閉することはできなかったが、カバー越しにも逆ヒンジであることが分かる。ディスプレイと裏面のスピーカー以外はカバーで覆われていたが、逆ヒンジとスピーカーの位置を考えると、「P-07A」がベースモデルである可能性が高い(P-07Aも裏面にスピーカーがある)。また、画面のピクトアイコンを初めとするグラフィックからも、パナソニック モバイル製の端末だと思われる。
ドコモは「メガゲーム」や「iアプリオンライン」など、これまで東京ゲームショウの開幕に合わせてiアプリの拡張サービスを発表してきたが、今年は現時点ではiアプリの新サービスは発表されておらず、同社ブースの展示も新作ゲームが中心。覆面端末が使われているのはドラゴンクエストIIIの展示コーナーのみだが、同作が「新たなアプリサービスを採用したものではなく、今後発売予定の新機種で対応するため」(NTTドコモ)とのことで、ソフトウェアの問題のようだ。なお、「ドラゴンクエストIIIはメガゲームとして提供され、容量も1MB以内になる」という。
ドラゴンクエストIIIの提供開始時期は「未定」とのことだが、冬モデル発売のタイミングに合わせてリリースされる可能性が高い。気になる対応機種は「まずは新機種から」(NTTドコモ)となるが、「なるべく多くのユーザーさんに楽しんでいただけるよう、既存のモデルでも対応するよう、スクウェア・エニックスさんと検討している」とのこと。
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