スマートフォン普及のカギを握る? スマートフォンマイスターに会ってきた(1/3 ページ)

» 2010年11月12日 09時18分 公開
[郷好文,Business Media 誠]

 スマートフォンが、いよいよ普及期を迎えている。

 道行く人や電車に乗り合わせた人の手元を観察していると、2つ折り携帯ではなくスマートフォンをいじる人が目立ってきた。iPhoneの一人勝ち市場に、2010年4月『エクスペリア』(NTTドコモ)が投入され、そしてこの秋冬で『Galaxy S』(同)、『IS03』(au)など、スマートフォン市場を一気に拡大する新製品が出そろう。

 MM総研の調査によれば、2010年上期(4月〜9月)の携帯電話出荷台数の11.7%がスマートフォンであり、前年同期比2倍以上の伸び(参照記事)。先行する米国市場を見ると、すでに25%前後がスマートフォンで、2011年第3四半期には、多機能携帯とスマートフォンの出荷台数比率は50:50となると予想されている(ニールセン調査、参照記事)

 さらに国内携帯3社の2010年度9月期中間決算は象徴的だ。スマートフォンに注力したNTTドコモとソフトバンクは増益、出遅れたKDDIは減収減益となった。その勝ち負けが経営を左右する――スマートフォン市場は携帯キャリアにとって、今や非常に重要な戦場となっているのだ。

 売り手の鼻息はかくも荒いが、スマートフォン市場を制するには何がポイントになるのだろう? 多機能や画面解像度などハードの良さ、OSの使いやすさ、アプリの豊富さ。確かにどれもYESではあるけれど……。

 「アンドロイドやiPhoneという名前は知っているけど、実はまだよく分からないというユーザー様が多いですね」

潜在顧客にとっては「?」が多いスマートフォン

スマートフォンマイスター、舘野隆一さん。ドコモ丸の内ショップにて

 そう話すのはドコモショップ丸の内店の舘野隆一(たての・たかいち)さん。これまでスマートフォンを使っていたユーザーは「新しいモノに敏感な層」「Macファン」「海外でブラックベリーを使用していた」などのアーリーアダプターだった。だがこれからは一般消費者、マジョリティが主役だ。彼らのスマートフォンへの“心の参入障壁”を取っ払う必要がある。

 「携帯とどう違うのか分からない、何ができるのか分からない、使い勝手が不安、そういう声はまだ多いんです」と舘野さんは言う。

 確かに、身の回りで二つ折りの携帯を使っているドコモユーザーに聞いてみると「Androidって何?」「興味はあるけど」と迷っている様子。迷ったらどうするか? “スマートフォンマイスター”に聞いてみよう。舘野さんの胸に光る赤いバッジは、スマートフォンマイスターの証しである。

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