カシオ計算機が1月5日(現地時間)、米国ラスベガスにて開催中の2011 Internaional CESで、従来の腕時計と同等のバッテリー寿命を持ちながら、Bluetooth通信機能を備える腕時計「Bluetooth Low Energy Watch」の試作品を公開した。
Bluetooth Low Energy Watchは、省電力で近距離無線通信を実現するBluetooth Low Energy Wireless Technology(低エネルギーBluetooth)に対応し、小型機器や時計などで使われるボタン電池1個で約2年(通信機能を1日12時間使用した場合)のバッテリー寿命を実現した点が特徴だ。また、長さ53.4×幅44.4×厚さ12.8ミリ、重量約50グラムと腕時計として実用的なサイズとなっている。
この時計は今後登場するBluetooth Low Energyに対応するスマートフォンと相互通信ができるほか、さまざまな機器とのネットワーク接続が可能だ。今回の試作機には、スマートフォン側の時刻を腕時計に送信して時刻を補正する機能や、スマートフォンへの着信やメール受信を通知する機能、腕時計をたたくことでスマートフォンの着信音やバイブレーションを停止する機能、腕時計のボタン操作でスマートフォンのアラームやバイブレーションを作動させる機能などが搭載されている。
2010 International CESのカシオブースでは、NECカシオモバイルコミュニケーションズ製のAndroid搭載スマートフォン(試作機)と連携させたデモを実施している。
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