順位 | 前回順位 | キャリア | モデル |
---|---|---|---|
1位 | 初 | ソフトバンク | iPhone 4S(32Gバイト) |
2位 | 初 | ソフトバンク | iPhone 4S(64Gバイト) |
3位 | 初 | au | iPhone 4S(32Gバイト) |
4位 | 初 | ソフトバンク | iPhone 4S(16Gバイト) |
5位 | 初 | au | iPhone 4S(64Gバイト) |
6位 | 初 | au | iPhone 4S(16Gバイト) |
7位 | 1 | NTTドコモ | Xperia acro SO-02C |
8位 | 2 | NTTドコモ | GALAXY S II SC-02C |
9位 | 4 | ソフトバンクモバイル | iPhone 4(16Gバイト) |
10位 | 3 | au | Xperia acro IS11S |
10月14日に発売した「iPhone 4S」が初集計された今回の携帯販売ランキング――。ご覧のように、上位6モデルをiPhone 4Sが占領するという、圧巻の結果となった。さらに、9位には従来から販売している「iPhone 4」もランクイン。10モデル中7モデルがiPhoneという、前代未聞のトップ10となった。
過去のiPhoneのランキングを振り返ると、発売直後こそ在庫不足などの影響もあって順位が大きく上下することもあったが、その後は長期間上位を獲得してきた。筆者も、iPhoneが1位、2位を独占しているランキングを何度執筆したか知れない。そして、最新のiPhone 4Sは発売3日でグローバルに400万台を販売するなど高い人気を得ており、出足としてはiPhone 4を上回る人気を得ている。
選択肢が増えただけ、人気が分散する可能性もある。対抗馬となるAndroid新モデルが登場したときに、順位がどう変化するかにも注目したい。
また、iPhoneに関してはソフトバンク版とKDDI版の順位関係も気になるポイントだろう。今回のランキングでは、1位がソフトバンクの32Gバイトモデル、2位が同64Gバイトモデルとなり、KDDIは3位からのスタートとなった。ソフトバンクは販売体制を確立しているだけでなく、機種変更のハードルを下げるキャンペーンやKDDIよりも安いパケット定額料金でユーザーを引きつけている。筆者の周りでも、こうした施策に魅力を感じてiPhone 3GSやiPhone 4からソフトバンク版のiPhone 4Sへと機種変更しているユーザーが少なくない。
一方、KDDIは現在、販売店舗の整備の真っ最中で、auショップでもiPhoneを取り扱っていない店舗がある。同社の田中孝司社長は10月末までにauショップ全店での販売環境を整えたいとしており、同社の販売が“フルスロットル”になるのはこれからと考えていいだろう。両社のユーザー獲得戦はまだ始まったばかりであり、今後も順位の行方から目が離せない。
このほか、7位には前回1位だったNTTドコモの「Xperia acro SO-02C」、8位には前回2位の「GALAXY S II SC-02C」が入った。10位のau版「Xperia acro IS11S」を含め、トップ10はグローバルブランドのiPhone、GALAXY、Xperiaのみで構成されるという、フィーチャーフォン全盛時代には考えられない結果となっている。
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