シマンテックは11月1日、Android端末向けセキュリティ製品「ノートン モバイルセキュリティ」の最新版(Version 2.5)を発表した。価格は1年版が2980円、2年版が5480円で、11月18日に発売する。
同日行われた製品発表会では、ノートンモバイルプロダクトマネジメントディレクターのコン・マロン(Con Mallon)氏が登壇し、最新バージョンに搭載される特徴的な機能の解説や、実際に新機能を使ったデモを行った。
ノートン モバイルセキュリティは、マルウェア対策、盗難対策、迷惑電話/SMSの遮断、Webプロテクション(不正なURLの遮断)などの機能を持つAndroid向けアプリ。最新版では端末の盗難・紛失による情報漏えい防止機能を強化しているのが特徴だ。
2011年3月に発表された前バージョンでも、SMS経由で端末のリモートロックやデータ消去、端末の位置検索を行う機能などはあったが、今回新たにリモートで端末のアラームを作動させる「スクリーム」機能を搭載。また、SMSではなくWebベースのサービス(antitheft.norton.com)を通じて紛失端末を検索したり、端末に内蔵されるカメラをリモートで起動し、撮影した写真をantitheft.norton.comにアップロードする「スニークピーク」機能を備えた。
マロン氏は、多くの個人情報を保持するモバイル端末にサイバー犯罪者の興味は移っていると指摘し、アタックタギング(QRコードで悪意のあるWebサイトに誘導する)など従来のPCでは見られなかったモバイル端末特有の攻撃手法を紹介しながら、Android端末におけるセキュリティの重要性を強調した。
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