紛失した端末のカメラでリモート撮影が可能――「ノートン モバイルセキュリティ」最新版:なくしたら“のぞけば”いいじゃない

» 2011年11月01日 18時48分 公開
[ITmedia]

紛失・盗難防止機能を強化した「ノートン モバイルセキュリティ」最新版

ノートンモバイルプロダクトマネジメントディレクターのコン・マロン(Con Mallon)氏

 シマンテックは11月1日、Android端末向けセキュリティ製品「ノートン モバイルセキュリティ」の最新版(Version 2.5)を発表した。価格は1年版が2980円、2年版が5480円で、11月18日に発売する。

 同日行われた製品発表会では、ノートンモバイルプロダクトマネジメントディレクターのコン・マロン(Con Mallon)氏が登壇し、最新バージョンに搭載される特徴的な機能の解説や、実際に新機能を使ったデモを行った。

 ノートン モバイルセキュリティは、マルウェア対策、盗難対策、迷惑電話/SMSの遮断、Webプロテクション(不正なURLの遮断)などの機能を持つAndroid向けアプリ。最新版では端末の盗難・紛失による情報漏えい防止機能を強化しているのが特徴だ。

 2011年3月に発表された前バージョンでも、SMS経由で端末のリモートロックやデータ消去、端末の位置検索を行う機能などはあったが、今回新たにリモートで端末のアラームを作動させる「スクリーム」機能を搭載。また、SMSではなくWebベースのサービス(antitheft.norton.com)を通じて紛失端末を検索したり、端末に内蔵されるカメラをリモートで起動し、撮影した写真をantitheft.norton.comにアップロードする「スニークピーク」機能を備えた。

SMS経由で端末のアラームを起動する「スクリーム機能」のデモ。サイレントモードでもけたたましい音が鳴る(写真=左)。Webベースのサービス「Norton Anti-Theft」から端末検索なども行える。Nortonアカウントを利用する仕組みで、スマートフォンやタブレットなど複数の端末を一括管理できる。かつて端末が存在したのロケーションを過去10カ所まで表示可能だ(写真=中央/右)。

新たに「スニークピーク」機能を搭載したのが目を引く。Web経由(Norton Anti-Theft)で紛失した端末の内蔵カメラを起動し、犯人や周囲の様子を撮影してクラウド上にアップロードする。なお、同機能がユーザーに悪用される可能性について、マロン氏は「可能性はあるが、だからこそ啓蒙が必要だと思う」と述べている。なお、Norton Anti-Theftに対応するPC向け製品の国内版は、「予定はしているが時期は未定」とのこと(同社)

不正なWebサイトへ誘導するURLを遮断する「モバイルWebプロテクション」も搭載する。マロン氏は、短縮URLやQRコードなどモバイル端末の利便性を上げるための仕組みが、同時にサイバー犯罪者のフィッシングも容易にすると指摘する

 マロン氏は、多くの個人情報を保持するモバイル端末にサイバー犯罪者の興味は移っていると指摘し、アタックタギング(QRコードで悪意のあるWebサイトに誘導する)など従来のPCでは見られなかったモバイル端末特有の攻撃手法を紹介しながら、Android端末におけるセキュリティの重要性を強調した。

発表会の冒頭でコンシューマセキュリティ戦略を説明したシマンテックコンシューマビジネスユニット担当グループプレジデントのジャニス・チャフィン(Janice Chaffin)氏(写真=左)。同社の業績は2006年の14億ドルから2011年の19億ドルへと順調に伸びている(写真=中央)。同氏は「向かい風の中でも成長を続け、これまで常に業界をリードしてきた」とアピール。また、今後のトレンドとして「脅威の高度化」「データ量の増加」「モバイルデバイスの普及」「ソーシャルネットワーキングの台頭」を挙げ、これらに対応するモバイルやクラウドサービスの分野に注力してさらなる成長を継続していくとした。「ノートン モバイルセキュリティ」は、デバイスやプラットフォームの区別なく、ノートンIDによるユーザーライセンス管理であらゆる保護を提供する「Norton Evrywhere構想」を推進するピースの1つにあたる(写真=右)

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